昨日まで普通に過ごしていたのに、今朝から突然の頻尿と粗相。術後、やっと落ち着いてごはんも食べ出し、元気も出てきて、体重も元に戻ってきたところでの、突然の発症に、嫌な予感が頭をよぎる。
また石で尿管が詰まったのか?それもと緑膿菌がまた増えて炎症を起こしているのか?または、腎臓数値が悪くなっているのか、、、悪いことしか浮かばない。
とりあえず、何にしろ早く動いた方が良いだろうと、仕事から帰宅後、ご飯と薬をあげ、予約の電話をしたら、運よく30分後〜空いているとのこと。急いで準備をし、サードオピニオン(大学病院を紹介してくれた)の病院へ向かうことにした。
エコーや血液検査、尿検査は膀胱に尿がなく(頻尿のため)検査不可。石に変わりはなく、腎臓数値も落ち着いている。ただ、膀胱が厚くなり炎症症状が見られる。膀胱炎に間違いはない。猫特有の特発性膀胱炎か、入院時に感染した緑膿菌かは不明。緑膿菌が排除し切れていない状態での判断は難しいとのこと。
ここで、皮下輸液で強制的におしっこを増やし、少しでも菌を流し出すか、前にも使った抗生物質を使用するか。1番最初に石が見つけられる前に腎臓が悪いということで、一日置きに皮下輸液をし、腎臓数値が一時的に回復した際に、最後に念の為とした皮下輸液が、兄猫の身体に負担になったようで、2日間うずくまりご飯も食べなかった過去があり、膀胱炎以外元気な状態の今、調子を崩すようなことはできれば避けたい。かといい、抗生物質を乱用すると、いざ命に関わるとなった時に、耐性を持ってしまい効かないという自体にもなりかねない。
しかし、緑膿菌感染の際に、最大量でトータル2ヶ月以上使用した抗生物質を今更ということもあり、結局抗生物質で様子を見ることになった。
飲ませたその夜から、ピッタリと頻尿が止まった。ドクター曰くそんなにすぐ薬は効かないと思うと。しかし、実際頻尿は止まり、人間でも抗生物質は、1週間なり決まった期間は症状は良くなっても飲み続けるというのが、耐性を作らないための使用方法なので、とりあえず1週間は飲ませ、様子を見た。ちなみにドクターは、すぐに飲ませるのをやめても構わないとのことだった。
次の受診日になり、受診すべきか迷っていたところ、ドクターから電話があり、頻尿が治り、調子が良いのであれば、次回石予防の薬をとりに来る時にでも大丈夫と連絡が入り、この日の受診はキャンセルとなった。
膀胱に菌を持った子は、持たない子以上に膀胱炎に頻繁になりやすい。これからも度々、起こりうる症状だと思われる。多発性嚢胞腎の子は、尿石も出来やすく、下部尿路疾患全般に問題を抱えることが多い。
日々細かな症状に、気を配り早めに対処することで悪化を防ぎ、少しでもストレスなく日々を過ごし、長生きしてもらえるよう、願うばかりである。
<シュウ酸カルシウム結石予防薬>
<緑膿菌に効く抗生物質>
最大量を2ヶ月以上使用しても、無菌にはならなかった。