年の瀬とはなんぞやの巻 | ニャン山のブログ

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ニャン山とはかつての南山に位置する現在の糸満を拠点にするシーサー工房である!現在、市場建て替えて改めて2020年7月より【糸満市場いとま〜る内】にて糸満店舗兼工房を絶賛営業中。
10:00〜17:00 Open 定休日月曜日

しとしと年末にはこのような雨が降る。というのが、定番のようなそんな沖縄ですが、年の瀬に向けて全国的に大寒波が来るような話がありますね。備えあれば憂いなしです。と、言っても南国沖縄は外で寝るような事があっても、滅多に凍えて天国・地獄というのはないようですが、まー用心しなきゃいけませんね。

ニャン山Calender 2019も毎月のご紹介ですが、今回は9月でございます。

9月というと丁度、季節が夏と秋に挟まれたようなそんな時期でありますが、お月さんが綺麗な十五夜、十六夜があり大綱引きなんかも行われたりしますが、また暦では秋を知らせる秋分の日も敬老の日も控えております。落ち着いたような9月ですが、沖縄ではまだ暑さが目立ちまして、夏から抜け出せないのが心情であります。


写真の漆喰シーサーはシーサーのひ。に展示させていただきました作品の吽形ですが、色合いや珍しい赤瓦を使った作品です。絵付けの施しも、初の試みになる淡いサーモンピンクを身体全体にボカし、サンドカラーを鬣に合わせ、シーサーに蔦を這わせたような仕上げをしてあります。現在こちらの作品は熊本県にお住いのお客様の元で鎮座しておりますが、お客様によると以前の熊本地震で既存のシーサーが破損した事で新たにシーサーを探していたという事でした。このような震災は二度と起きて欲しくない事を切に願いながらも、またいつ起こるか分からない災害に否応付き合わなければ行けないのも人の生活です。

沖縄のシーサーも置いたら安心・安全という訳でもありません。県内にあるシーサー村獅子も村の各拝所や入口に鎮座するものの、そこに"いる"という事で悪さする人や生き物も踏み止める、考えるキッカケなんかにもなってる訳で、シーサーは気付きのものとも考えます。

これからも何故家にシーサーがやってきたのか?を考えると面白い発見があるかもしれません。

旅を続けるシーサー。引き続きよろしくお願いいたします。