麻雀プロになりまして | ツケマイせんせいの哲学する麻雀

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戦術とかコラム的なもの。あとボートレースとか色々。

どうもはじめまして。

ツケマイさんの中の人、最高位戦日本プロ麻雀協会42期後期入会、梶谷悠介(かじたにゆうすけ)と申します。どうぞよろしくお願いします。

というわけで麻雀プロになりました。いうてももうプロになって3カ月ほど経ちまして、リーグ戦や他団体の大会、ニコ生の配信など色々なところで対局をさせていただきました。

いやー楽しかったです。もっと競技麻雀というものに早くから取り組んでおけばと感じておりますが、それを言ってもしょうがない。これから先、もっと活躍の場を広げていければと思います。

ところでどうして麻雀プロになったの?プロなんて興味ないんじゃなかったの?と言われることもしばしばありまして、久々のブログ更新はその点について語ることになりますね。

麻雀プロになった理由はそのまま麻雀プロにならなかった理由と直結してます。人は変わるものです。このブログを始めた当初と今では、麻雀の打ち方や考え方、周りの環境など様々なことが変化してきました。

①お金がかかる
年会費や対局費など諸々の費用がかかることはご存知の方も多いと思います。これが結構痛い。お金に関することなのであまり詳しくは言えませんが今でも痛いです。かつかつでやってます。ただ肝心なことはその価値があるかどうかです。できるできないよりお金を払ってまでやろうと思うかどうか。そう自分の中で心境の変化があったということですね。

②強い相手と対局する
プロになる方達の多くは、この世界に麻雀の強さを求めてきます。憧れのプロと対局することも目的の一つでしょう。じゃあ自分はどうかと言われたときに、この点に関してあまり乗り気になれなかったというのが正直な意見です。強い相手を求めるなら麻雀プロでなくても、天鳳や一般のフリーで充分探すことができます。僕はプロになる前に色々なプロの方を見てきました。麻雀プロは強いか?と聞かれれば、強い人も弱い人もいると答えます。それは事実であり、プロになった今も変わりません。

ではどうしてとなりますが、一つには憧れのプロと真剣勝負の場で打ちたいというのがありました。先日101のエース成岡プロと配信対局の場で打ちました。自分自身今までで最も力が入った対局となりましたが、相手が成岡さんだからこそだと思います。この経験はプロにならなければ一生できなかったでしょう。

もう一つは知り合いか増えたというのもあります。フリーで和気あいあいと打つのもいいでしょう。しかし自分はそういった今まで出会ったプロ達と真剣に打ちたかった。技量はまちまちです。でも決して安くない対局費を払って望む対局でふざけて打つ人はいません。技量ではない情熱や真剣さというものを求めました。最高位戦を選んだ理由の一つは知り合いが多いというのがありました。

③対局数が少ない
リーグ戦は年間数十戦です。天鳳をやっている方は特にわかると思いますが、数十戦は麻雀において超短期です。とても実力が結果に反映されるとはいえません。真剣に打ったところで結果の抽選という壁に阻まれて芽が出ないなんていうことがざらにあるというのはプロを敬遠する理由の一つでした。

今ではこう考えています。
一つは少ない対局数の中でも内容で魅せるのがプロなのではないかということです。先日ある配信対局を観ました。結果は最も実力のある(であろう)プロが負けました。しかしそれを見て、決して僕はそのプロが弱いとは思いませんでした。むしろ負けてなお強しの印象しか残りませんでした。結果はともかく、内容では少ない対局数でも表現できるのではと思います。

もう一つは、単純に打たなければチャンスはゼロですが、打てばチャンスはあるということです。結果が出る保証などどこにもありませんが、続けてみればいつか勝つ機会に恵まれるかもしれません。やらないであれこれ言うくらいならとりあえずやってみればという気持ちでいます。

最後はちょっとだけ偉そうな話になります。麻雀に対する恩返しのつもりもあります。自分の培った経験や知識を伝えること、僕も実はそんなに若くはないのでそろそろ麻雀界に貢献しよっかなーなんて考えています。僕がいた方が絶対麻雀界のためになるので。いや、ここ笑うところなんですが。
同期には楽しいやつらがいっぱいいます。こいつらをどうにか強くしたいという思いがあります。まだ何もアクションを起こせていませんが、これから何をしようか楽しみです。

とりあえず家に全自動卓が届いたのでセットでもしますかね?