にゃぁ子さんに餌をやりはじめてからというもの、にゃぁ子さんに会うのがますます楽しみになった。
通勤バッグに小さなパックのカリカリをしのばせ、帰ってきたら毎日にゃぁ子さんのねぐらを覗く。
時にはいないこともあり、そんな時はちょっと残念な気持ちで家に帰るのだ。
日によっては誰かに先を越されて、別のカリカリが置かれていることも・・・
愉快だったのは、近所の居酒屋の大将が店の前に餌と水を置き始めたことだ。
いつもはとてもじゃないけど客商売とは思えない仏頂面の、頑固そうなオヤジなのに・・・
あんた、どれだけの人をトリコにしよーとよ?(´∀`)
もちろんそんな私の行動が相方にバレるのも時間の問題なわけで。
二人で出かけた帰りににゃぁ子さんに会って、いつも通りバッグからカリカリを出すと、
おまえ!いつの間にそんなもん!餌やったらいかんって言ったのおまえやん!
でっすよねぇ~~(;´∀`)
そんなこんなで、相方もにゃぁ子さんに餌をやるように。
ある日、にゃぁ子さんのねぐらを見ると、見覚えのあるカップがあった。
なんだっけ?と思いつつ家に帰ると、
にゃぁ子さんに鰹節やってきた~(゚∀゚)
と相方。
あぁぁぁ!お前、水筒のカップ使いやがったなぁ!?∑(゚д゚lll)
ほら、大きめの水筒って、蓋の内側にもうひとつ飲む用のカップがついてるでしょう?
あれです(´Д`)
もーちょっと他の入れ物、思いつかなかったのかよ・・・
にゃぁ子さんがにゃぁ子さんと呼ばれ始めたのもその頃である。
「にゃんこがおる」とか「いつもの猫が・・・」とか、いきあたりばったりに呼んでたのを、とりあえずウチの中だけでも統一しようと、メス猫なので「にゃぁ子さん」というザ・適当な名前がつけられたのだ。
まさか、その頃はその名前が定着するとは夢にも思わず・・・