雨パについて考えてみたいと思います。
雨パとは「あまごい」を利用したパーティのことです。
「あまごい」もしくはカイオーガが持っている「あめふらし」の特性を使うと雨状態になり次のような効果がでます。
・水タイプの攻撃技の威力が上がるが、炎タイプの攻撃技の威力が下がってしまう。
・「かみなり」が必中になる。
・「こうごうせい」、「あさのひざし」、「つきのひかり」の回復量が1/4になる。
・雨状態で効果を発揮する特性(すいすい、あめのうけざらなど)の恩恵を受けられる。
雨で恩恵を受けられるポケモンとしてはキングドラやルンパッパが有名でどちらもすいすいの特性を持ち、雨にするだけで水技Up+特性で素早さ2倍の爆発力を得ることができます。逆に相手にとってはかなりのプレッシャーになるのではないでしょうか?
また、「かみなり」と「10まんボルト」と比べると命中率を除いて「かみなり」のほうが上なので雨で唯一のデメリットを帳消しに出来る点は大きいと思います。
雨降らし役
雨で戦うことが前提である以上、「あまごい」が使えるポケモンや「あめふらし」の特性を持つポケモンがいなければ成り立ちません。出るだけで雨状態になれるカイオーガが適任だが、ルールによっては禁止になっているケースも少なくないので、マルマインやクロバットといった「あまごい」が使えるポケモンで代用ということも。
マルマイン
素早さが高く、先手で「あまごい」が使える。「だいばくはつ」で使い捨てにされることも少なくないが、「ちょうはつ」や「ひかりのかべ」、「かみなり」も使える。
クロバット
マルマインよりも素早さで若干劣るが、「ちょうはつ」や「あやしいひかり」、「さいみんじゅつ」など補助技に関してはマルマインよりも豊富。戦術としては「あまごい」で雨を降らせて、「とんぼがえり」で後をつなぐのが主な役割。
カイオーガ
「あめふらし」の特性で自動的に雨状態にすることができ、そのままアタッカーとして戦うことができる超人。強すぎる能力がゆえに使用禁止にされるケースがほとんど。
ドータクン
雨状態にすることで実質、弱点無しにできる点が魅力。また、マルマインと同じように「だいばくはつ」で後につなげるといった戦術も、素早さが低いために「ちょうはつ」に弱く先発で出てくることはまずない。
キングドラ
アタッカーとして使われることが多いが、ドラゴンタイプの技しか弱点がないことを利用して雨降らし役にすることも。その場合、「あくび」で相手の交代を誘い、「あまごい」で雨状態にしてそのまま攻撃に転じるといった戦い方が基本。
ゲンガー
「だいばくはつ」だけでなく、「さいみんじゅつ」も使うことができ、マルマインとクロバットを足したような感じだが、素早さの種族値が110とマルマインやクロバットには遠く及ばないのが玉に瑕。「かみなり」で攻撃ということもできる。
雨アタッカー
キングドラ
雨アタッカーとして有名なのは言うまでもないだろう。
ルンパッパ
キングドラと並んで雨パの代名詞。アタッカー役だけでなく「やどりぎのたね」+「ちきゅうなげ」コンボやサポートもこなせる。相手にすると厄介なこと間違いなし。
カブトプス
キングドラが特殊ならこちらは物理攻撃のアタッカー。雨パで苦手とされるヌケニンに強いだけでなく、「アクアジェット」襷潰しといったこともできる。
オムスター
「すいすい」持ちの中で最高火力の持ち主。玉持ち「ハイドロポンプ」の威力は脅威で特防特化のカビゴンでさえも確定2発にしてしまうほど。ただし、それ以外で強力な技が「れいとうビーム」しかないなどバリエーションが貧弱気味。
スターミー
「すいすい」持ちでないのが痛いが、「ハイドロポンプ」と「かみなり」を両立させることができるポケモンの中で最も素早さが高い。なお、Lv50で「ハイドロポンプ」を使いたいならGBAから育てること。
次記事 → 雨パ2
追記:2008-01-31 20:56(2008-02-01 13:25再追記)