猫のお世話をしていて一番使うのは点眼ですね。。。
猫風邪の原因はウィルスですが、そのウィルスが原因で結膜が腫れる、角膜に潰瘍ができる、免疫が落ちて細菌に感染して目やにが出る、など目のトラブルが多く見られます。
まずは抗菌剤。
こちらはニューキノロン系です。
合成の抗菌剤で、抗菌剤の中では一番強いです。
オフロキサシンとレボフロキサシンは光学異性体といって化学式は同じなんだけど、簡単に言うと進化形。。
なのでレボフロキサシンのほうがちょっと強いかな~
広い抗菌スペクトルを持っています。
でも、マイコプラズマ、クラミジアには弱い・・・
あとよく使うのがゲンタロール点眼
こちらはアミノグリコシド系抗生物質。。
抗菌スペクトルがあまり広くないので人ではほとんど使いませんが、緑膿菌に効果有り。
緑色の目やにが出たらこれです。
そんなに強くないので初期の結膜炎とか長期に使うにはいいと思います。
で、最後セフェム系抗生物質。。
ベストロン
溶かして使います。
防腐剤入ってないので冷所で一週間しか使えませんが、防腐剤にアレルギーのある子に使います。
抗生物質は続けて使ってて、目やにが出始めたり、多くなってきたら、変えたほうがいいでしょう。
だいたいこの三種で治まります。。
次に消炎剤
結膜が腫れたり、角膜に白濁が見られるときは炎症なので消炎剤を使います。
強いのはステロイド
フルメトロンですね。
ただし、角膜に傷があるときは使えません。
それと使いすぎると自己治癒力が落ちて逆に治り難くなると、眼科の先生。
二週間を限度に1日1~2回程度にしましょう。
非ステロイド消炎剤はプラノプロフェン
こちらはステロイドが入ってないので、長期に使って大丈夫です。
フルメトロンを使った後はこちらに切り替えます。
うちの子もこれで白濁だいぶ綺麗になりました。
他の点眼についてはまた次回・・・