・デッキ

 

 

・考えたこと

 

なるべくスマートな構築を目指した。はじめはもっとしっかりした「天威勇者」をちゃんと考えようと思って組んでいたが、リフンが単独では役に立たないことやライブラを介さないことでのハンドの薄さ、それから一枚初動できるカードの少なさが気になって改築した。

 

 

こういう最終盤面を目指すための構築。………なんだこれ? 犯罪か? (ハリファイバー→ラドン→ライブラ+ルイキュー経由サベージ→コリドー超雷龍)

 

 

やっぱり最強のムーブは勇者→ハリラドンでグリフォンを先行させて敵の二ビル等の妨害を消すことなので、PUNK等の召喚から入ることが多いギミックは用いず。と、なると(リサーチ不足かもしんないけど)クリッター以外に召喚時効果を使わずにきれいにハリラドンまでいけるカードがなかったので必然的にクリッターイン。

 

クリッターは1枚初動だし、もしもパラディオンを素引きしていたとしてもうららやうさぎといった他の妨害を持ってきてターンを渡せる点が非常に優秀。個人的には「一枚では初動にならない(代わりに星7と合わせたときのパワーが莫大な)」ローズよりもクリッターの方が構築としてはスマートなんじゃないかなと思った。ギミックのサイズも召喚権を介する点以外は「クリッター3枚+パラディオン1枚+サラマン1枚(+ハリセットのジェット、オライオン2)」しかない小さいギミックなので、勇者+ハリファイバー使うデッキは脳死してクリッターいれていいんじゃないかなと思った。パラディオンは素引きした場合でも天威→龍拳→パラディ→ハリファイバーで繋げれるし優秀。

 

ローズも天威も変えようかなと思っていたが、単独である程度完結しているギミックだしヴィシュダでハリの弾を出しながら敵の妨害を一枚踏み抜ける点が優秀なので結局投入した。他に勇者と消しあわなくてパワーの高い特殊召喚ギミックが他に見つからなかった。ハリ型のデッキは「ハリが止められたときに即負け」みたいになりやすいのを、天威は単独で8シンクロで攻めれたりするので「ある程度は」緩和できる。まあほんとはもっといいカードがあるかもしれない。勇者グッスタに使われがちなデスフェニは今回は弾が弱いので不採用。素材の二枚が手札にきたときにハリの弾にしづらいのがマイナス。

 

前回の記事で散々「増Gを入れていたら勝てない」と書いたが、ある程度ふぁんだの数が落ち着いて勇者スタン系統の構築が目立つようになってきたから増Gを戻した。同じ理由で二ビルもイン。この構築のハリラドンの最終点のサベージ+超雷龍+ライブラ(+2ドロー)で増G握ってるときがガチで犯罪。前の妨害を止めながら増Gを越えないといけなくて、ドローしていくうちにうららやうさぎ、抱影といった他の妨害札が揃っていって絶対に捲れないゴミ。

 

・いろいろ

 

超雷龍型を選んだのは先述した通りボウテンコウ型が「引きたくないカード」の枚数が多くてスマートじゃないと思ったからなんだけど、それとは別として「超雷龍が立ってるだけでわりといろんなデッキが詰む」のもあるなぁと思いました。

 

例えば、ふぁんだりぃず。このデッキは下級・上級共に無限にカードをサーチして動くことができるデッキでサーチがなければ着地点がないのでまったく強くない。

 

あと幻影騎士団系統もサーチを多用するのでこっちもほぼ即死する。ただこちらはターンを与えると霧剣とかでひっくり返そうとしてくるので、ふぁんだよりはまだ即死ではない方か。ふぁんだは本当に死ぬ。

 

・カスタマイズ

 

おおむね性能には満足しているのだが天威の枠や枚数比はまた別のがあるかもしんない。例えばこの構築だとアーダラの枚数が少ないので天威の持ち味の継戦能力については低くなってる。ハリ後だとせいぜいできることはアシュナ→龍拳→ヴィシュダ→チューナー通常召喚で龍鬼神か承影程度。まあハリにつなげやすいから悪くはないが。

 

天威いれてる構築はなんとなくクリッター入ってないイメージだがべつに共存して悪いことはないんじゃないかなと思いました。

 

あとは無限抱影かエフェクト・ヴェーラーかの議論を解決するには百年くらいいるかもしんない。無限抱影の強みは明確で「墓穴の指名者を食らわない」こと。これ墓穴の指名者の採用率が百パーセント近い現環境だとかなり大きい。墓穴いれてないのってエルド等の一部の罠型デッキぐらいなので。それから自分のターンの頭に撃てるのも無限抱擁の結構な強み。ヴェーラーの強みも明確で「生き物でかつチューナであること」。あまりないパターンだがチューナーが手札に一枚もないせいでハリファイバーが作れない問題が解決できる。……うーん? この構築だとヴェーラーの枚数が多い方がいいのかもしんない。「チューナーなくてハリファイバー作れない」が一番ダメなことなので。

 

・とりあえず使ってて思ったことは

 

なんだこのクソゴミデッキ。どっからでもとりあえずハリファイバーにいけば勝てるので、ほぼ手札事故というものが存在しないし手札誘発を膨大な枚数(ヴェーラー1+増G3+うさぎ3+うらら3+二ビル1+抱影2の計13枚)積むことができる。アホ。

 

まあそもそも現環境が最低でも誘発二枚は握ってないと厳しい、という条件がわりとやばいというのもあるんだけど。

 

それから地味に気になったのは「ハリラドンからいく際に相手のカードを破壊できない」ことか。べつにライブラを諦めたらラドンの破壊効果は使えるのでラドン+37サベージ+超雷龍26で8400でキルは可能なんだけど、ライブラ諦めて2ドローがなくなるとジェットの1枚ロスが響いてハンドが細いからキル失敗≒地獄になちがちなのはちょっと嫌だなとは思う。