こんにちは、ゆきみです!
今日は、ドイツの首都ベルリンに行って感じたことを
数回に分けて書いていきたいと思います。
まず、都市に来て最初に感じたことは
駅を出てすぐの道にゴミが散らかっていたり、
落ち葉が掃除されていなかったりと
整っていない、ということでした。
ベルリンは今財政難で、
裕福なバイエルン州からの財政支援を受けて
やっていっています。
街の整備や美化に回すお金がないのかもしれません。
ベルリンはドイツの中でも失業率が高く物価が安い都市です。
だからでしょうか、
物乞いの方をスーパーの前や道路で
たくさん見かけました。
また、ドイツは移民難民も多く受け入れています。
なので、様々な国籍の方とすれ違いました。
日本にいると移民や難民は遠い世界の話のようで、
現実味がなく感じていました。
ですが、こちらに来て
移民難民問題を肌で感じました。
ドイツは2015年のメルケル大統領の政策以来
多くの難民を受け入れていますが、
その数の多さに反対の色を示す国民も増えてきています。
これまで低所得層中心に支持をあつめていた
極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、
中間層にも支持を広げています。
ドイツであるAfDの方とお話したときに、
「イスラム教は間違った教えである。」
「この国を守るためには難民を受け入れるべきではない」
そんな風に言われてしまいました。
人種や宗教の優劣を、政治家が話している…。
この方が過激なだけで他の政党の方は違うかも知れません。
一概には言えません。
ただ、ドイツが財政難の中支援を続けることや
治安の悪化などを理由に
「国を守ろう」
と言い閉鎖的になっていくのを感じました。
難民を受け入れることは、責任を伴うことだから
きちんと受け入れに関する協議はしないといけないです。
ですが、難民を背景にして
ナショナリズムが高まり閉鎖的になることは、
かつての戦争の悲劇をまた生むことにならないかと
不安になりました。
人々が不安になると、
強力なリーダーや国家を求めるのは、
すごくよくわかるんです。
私が生きる留学先の小さな世界の中でも、
異文化の人といて分かり合えないことに不安を感じ
日本人の集団と一緒にいたいと思うことがよくあります。
これも、規模は違えど本質は同じかもしれません。
不安な気持ちとどう折り合いをつけて
話をしていくか、
ナショナリズムに飲まれて戦火を見ることにならずにすむのか、
いろいろ考えているけれど難しくて自分の意見はまだ持てません。
今は、いろんな視点でこの問題を考えられるようになりたいと
思います。
長くなりましたが、まだ書ききれないので次回に回します!
お読みいただきありがとうございました!
小西志実