台風12号、まだ中国地方を進行中で、遠く離れた那須でも大雨が降っています。

私は大阪出身なのですが、子供の頃は、毎年のように台風が襲来していたように思います。
2歳の時に伊勢湾台風が襲来しているのですが、記憶にあるのは、当時祖父が飼っていたチャウチャウの太郎が、押し入れに潜り込んで出てこなかったことです。
それから、当時父が名古屋で働いていたのですが、伊勢湾台風の名の由来となったように、伊勢湾岸の被害が甚大で、名古屋市内でも3メートルぐらいまで高潮で浸水した話を父から聞いた覚えもあります。

記憶にまともに登場する最初は、昭和36年の第二室戸台風で、この時は伊勢湾台風と違って大阪をほぼ直撃しました。
幸い茨木の丘の上にあった我が家の被害は少なかったのですが、大阪湾周辺は、暴風と高潮で大きな被害を受けたと報道されていたことが記憶の片隅にあります。

台風で最も記憶に鮮明なのが、昭和54年の台風20号です。
この台風、日本を縦断し、首都圏にも被害をもたらしたのですが、責任者の気まぐれにより、なんと台風直撃下の埼玉で仕事をする羽目に陥ったことから、強烈に印象に残った台風でもあったのです。
仕事中に窓が外れて飛んで来たり、吹き込んだ風で天井が抜けて目の前に落下してきたり、機械がショートして火を噴いたり、事故もなく、負傷者も出さずに終われたことが奇跡でした。
翌日の新聞で我々の仕事が、「台風直撃下の狂気の沙汰」と大きく叩かれたことでも思い出深い台風です。
なお、この台風で、京都の別荘?の車庫兼住宅の階段及び2回踊り場部分の屋根のグラスファイバー強化塩ビ波板が全て、きれいになくなりました。(自分でトタン板に貼り替えたことでも、思い出深い。)

平成3年の台風19号(通称リンゴ台風)も、宇佐神宮、厳島神社、室生寺など、著名な神社仏閣に大きな被害をもたらしたことで、印象に残っていますが、那須の我が家は、強風に見舞われたものの無事でした。

那須にいると、台風被害に遭うことはまずないのですが、私、仕事で全国飛び回っている関係で、出張先で出会うことはたまにあり、台風のための仕事キャンセルの経験が2回あります。

今回の台風の被害が大きくならないことを祈っています。

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