金沢から昨夜遅くに帰ってきて、今日は東京の事務所で仕事をして、ようやく帰宅して一服です。

今回、大阪と金沢でレンタカーを借りたら、奇しくも同じマーチだったわけですが、北海道で借りたヴィッツ4WDとともに、少し感想を。

まずヴィッツ4WDですが、急病もあって、実質1日しか運転しませんでした。
しかも、比較的新しい車ではあったのですが、何故か旧型で、丁度昨年11月に借りた車の再確認的な感想になります。
まず、運転性能については、ブレーキがスポンジーに感じた他、特に問題の無いレベルでした。
ブレーキについても、感触の問題ですから、直ぐ慣れました。
特に4駆を意識させられることはなく、普通のFFの感覚で、低速では少しほんわりした感触のサスペンションも、中高速ではそれなりに安定し、安全重視の車という感じでした。
その点不思議に思ったのは、昨年から今年にかけて借りた三菱コルトとホンダフィットで、たまたま2台とも個体不良だった可能性もないとは言えませんが、低速では安定していて乗り心地もそれなりによかったのですが、コルトについては、路面が悪くなると途端に安定性が悪くなり、高速で飛ばせる車ではありませんでした。
また、フィットについても、中高速での安定性の悪化に驚きました。
正直80キロ以上出したくない車で、これがベストセラーカーの一台とは、とても思えませんでした。
ヴィッツ4WDの欠点の一つは、ガソリンタンクの構造上の問題だと思うのですが、給油がスムーズに行かず、直ぐ吹き返しが来て給油が止まってしまうことです。
セルフのガソリンスタンドで知らずに給油したら、満タンにはほど遠い量で停止してしまいます。
そのためなのか、今までで初めての経験でしたが、借りた時にガソリンが満タンになってなかったのです。
一目盛りぐらい欠けていた状態だったので、これどうなってるのと文句を言ったら、慌てて給油し直して来てくれました。
ガソリンスタンドでも、慣れた店員は知っていて、「この車、ガソリン入りにくいんですよね。」と言いながら、給油ノズルを、給油口に浅く差し込んで、ゆっくり給油してくれました。
燃費は、15.4キロ/リットルとまずまずで、同じコースを走ったフィット4WDが13.8キロ/リットルでしたから、燃費の上でもヴィッツに軍配が上がります。
ヴィッツは、値段の割にはいい車と評価しておいて、次は旧型のマーチです。

大阪ではマツダレンタカー、金沢では格安のニコニコレンタカーで借りたのですが、何故か両方とも旧型のマーチ、しかも5年ものと8年ものの結構古い車でした。
1.3リッターの3速オートマと、最近の同クラスの車種と比べれば見劣りしますが、実際に運転してみると、悪くはありませんでした。
安定性については、ちょっと飛ばすと直ぐスキール音は出るものの、サスペンションがブレークするわけではなく、高速まで安定していましたし、普通に運転している分には、必要十分の動力性能も発揮してくれました。
強いて言えば、高速での追い越し加速は、勇ましいエンジン音がする割には鈍く、旧型プリウス的(プリウスはもっと静かだが)だったことぐらいで、こうなると、3速オートマのデメリットはそれほど大きくないと言えました。
飛ばしておもしろい車ではありませんが、ファミリーカー、普段の足としては、今でも十分な実力があると言ってよいでしょう。
燃費は、大阪・京丹波往復で、14.3キロ/リットル。金沢から白山スーパー林道往復で16.6キロ/リットル。
同じ大阪・京丹波往復を走ったヴィッツFFが19.4キロ/リットル、金沢・能登・白山コースを走ったトヨタ・ベルタが15.8キロ/リットルでしたから、ヴィッツには負けたものの、旧モデルの3速オートマにしては悪くない燃費だったと思います。

レンタカー、いろいろな車に乗れるのが楽しみでもありますが、家に帰って愛車のベンツE300に乗ると、しみじみとその良さを感じることができるのも、一つの楽しみです。
でも、E300、ヴィッツやマーチが5台買える値段ですから、本当に車が好きな人、車の挙動に過敏な人にしかお勧めはしません。

画像は、白山で出会った奇怪な声の蝉、ヒメハルゼミです。
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