今日は、くそ暑い中、金沢の休日でした。
安いレンタカーを発見したので、それを借りてどこかに行ってみることにしました。

ところが、昨夜1時半頃に咳が止まらなくなり、1時間ぐらいコンコン、ゼーゼーやっていました。
これって、喘息みたいなものかいなと思いながらも、肺活量のなせるわざなのか、苦しいもののそれ以上にも以下にもならないので、自分で変な薬を作って飲んでみました。
何時もは、葛根湯ぐらいは持っているのですが、こういう時に限ってもっとおらず、代わりにあったものが、ジャムのパックと朝鮮人参茶だったので、お湯で混ぜて飲んでみました。
味が全くわからないぐらいでしたから、重症だったのかなあとも思えますが、これでも今ひとつなので、サロンパスを気管の上に貼ってみました。
これの方が効いたように思いますが、最初は大汗かいて、咳もひどくなり、逆効果だったかなと思ったら、しばらくしたらすーっと落ち着いて眠れました。

朝起きたら大分落ち着きましたから、少し迷ったのですが、計画通りレンタカーの旅を決行することにしました。
市内で朝9時に30度を超えているし、前回前々回に行った能登は更に暑そうだし、山にするかと安易に決め、まずは、何時もの白山ひめ神社に向かいました。

白山ひめ神社、巨木に囲まれて水の豊かな環境で、落ち着く空間です。
それでも、今までに無く暑く、土産物屋のおじさんに、「中は涼しいですから、お入りください。」といわれ、ついつい入って飴を買いました。

こんなに暑いなら、さらに山の上に行ってみるかと、当初の予定にはなかった白山スーパー林道を目指して進みました。

白山スーパー林道、石川県の白山市と、岐阜県の白川村を結ぶ全長33.3キロの林道なのですが、名目は特定森林地域開発林道となっていますが、どう見ても観光道路です。
しかも、標高1500メートル近い白山国立公園の地域を横断する山越えですから、まあ、正直言って、環境破壊道路もいいところでしょう。

しかも、料金は、現在割引実施中とはいえ、片道2500円と、高速道路よりもずっと高い有料道路です。
平日だったこともあり、道路はがら空き、すれ違った車も20台もないぐらいだったのですが、風景という点では、素晴らしい道路でした。
この林道沿いにある滝を見たら、華厳の滝も、吹割の滝も、ちゃっちく見えますし、渓谷美も素晴らしいものでした。
また、例年よりはずいぶん小さくなっているそうですが、所々に雪渓も残っていました。

ただ、お笑いは途中の蛇谷園地の近くの温泉でした。
時間はたっぷりあるので、駐車場から急な坂を下りていって、その親谷の湯まで行ってみました。
温泉から川をはさんで向かいの姥が滝は、日本の滝100選に選ばれただけある素晴らしい滝でしたが、露天風呂も足湯も、熱すぎてとてもじゃないが入れませんでした。
私は、折角来たのだからと足湯に挑戦してみたのですが、お湯を入れるところはあっても、水を入れる構造になっておらず、この猛暑ではお湯が冷めないこともあって、木のへらで一生懸命かきまぜてみましたが、50度以下には下がりませんでした。
そこで、ぴちゃっとつけては上げを繰り返しつつ、姥が滝を眺めて過ごしました。
他にも何人か物好きが来たのですが、皆露天風呂も足湯も、手を浸けただけで諦めて帰りました。
したがって、暑い中急な坂を上り下りして疲れただけでした。

この時面白かったのは、途中硫黄臭い水が染み出ている場所があったのですが、そこに蝶や蜂が集まって水を飲んでいたことでした。

また、セミらしい妙な鳴き声が聞けました。
このセミ、スーパー林道全域で鳴いていたので、岐阜県側の白川郷展望台駐車場近くのブナの森で観察した結果、ヒメハルゼミであることがわかりました。
普通、もう少し早い時期に鳴くように思いますが、今年は春が遅かった分今の時期に集中したのかもしれません。
この鳴き声、なんとも変わっているのですが、擬音で形容してみると、こんな感じです。
ミョーキッチ、ミョーキッチ、ケケケケケケケケケケケケクー。
後半のケケケケ…は、ヒグラシに似た鳴き声です。

のんびりと岐阜側の料金所まで行って、直前でUターンして帰って来たのですが、帰りに最高標高の三方岩駐車場に大きな雪の塊が残っていました。
白山ですら30度近い暑さの中でしたが、雪の塊に近寄ると、ひんやりしていい気持ちでした。

素晴らしい好天に恵まれため、暑い中でしたが、山の景色を堪能できた半日でした。

で、途中咳止め漢方薬も買って金沢に帰ってくると、こちらは昼過ぎに土砂降りの雨があったとかで、道路が濡れていました。

画像は、涼しい雪塊です。
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