地震の情報ばかりだと暗くなりますから、今日は車のお話です。
昨日借りて6時間以上走り回った新型トヨタ・ヴィッツについて、書いてみます。
名古屋から米原までＪＲで行き、駅前のトヨタ・レンタリースで、新型ヴィッツを予約して借りてみたのです。
グレードは、ヴィッツの中でも最も廉価版のリッターカーＦでした。
約1ヶ月前の3月18日に北海道で借りたホンダ・フィットとの比較も取り混ぜて書いてみます。
まず、見かけですが、以前のヴィッツ、我が家の尻尾の短いチビ猫ハルに似たずんぐりむっくりのスタイルで愛嬌があったのですが、一転シャープな感じに変わりました。
それから、昔のスーパーカーを思わせるリンク式のシングルワイパーもなかなかしゃれています。
まあ、私はデザインはどうでもいい主義ですから、一本ワイパーが珍しかったことぐらいで、変わったことに対する感想はありません。
次にインテリアですが、フィットの方が広くスペース効率は優れていましたが、ヴィッツは質素ながら十分な広さの室内という感覚でした。
5人は厳しいと思いますが、4人までのファミリーなら、ありでしょう。
ドライバーズシートの着座感としては、ヴィッツに軍配を上げます。
片道3時間、フィットの3倍近い距離を走ったわけですが、むしろ疲労は少なく、よくできていたように感じました。
肝心の動力性能ですが、まず発進加速が、圧倒的にスムーズでした。
1リットルのエンジンながら、変速機のスーパーＣＶＴi、敏感な私でさえよくできたオートマと区別できないほどよくできており、マッチングがよく、十分にカバーしていました。
以前の、アクセル踏んでも回転ばかり上がってスピードがあがらないＣＶＴとは隔世の感がありましたし、動力性能全般に不満のないレベルに仕上がっていました。
今回、米原から木之本までは、国道8号線を、ゴーストップを繰り返すゆっくりしたペース、その後、高島、上中、小浜までは、流れの良い郊外路でペースは速くなり、小浜から美山、京丹波までは、具体的な数字をここに書けないぐらいのハイペースでした。
帰りは、高速無料化の恩恵にあずかって、舞鶴若狭道を綾部から小浜西まで走り、小浜から木之本までは往路と同じコースを、木之本・米原間は、北陸自動車道を使い、全体にハイペースで走りました。
低速から高速まで、リッターカーとは思えぬほどレスポンスはよく、フィット（1.3リットルながら四駆だったので、一概に比較はできませんが）とは、発進加速だけでなく、中間加速、特に高速での追い越し加速について、雲泥の差があるように感じました。
次に安全性につながるシャーシおよびサスペンション性能ですが、トヨタの車は、基本的なボディー剛性が国産のファミリーカーとしては最も優れているように思います。
つまり、シャーシの性能が優れているのです。
しかし、サスペンションについては、一長一短がありました。
低速では妙にフワフワしていたのです。
ストロークはあるのですが、柔らかすぎるため不安定という感覚です。
60キロまでのスピードでは、フィットの方が落ち着いた感覚で軍配が上がるのですが、中高速になると、逆転します。
ヴィッツ、40キロ以上になると安定してきて、高速でも不安の無い安定性を発揮するのです。
それに対し、フィットの場合、80キロを超えると怖いぐらいに安定性が悪くなりますから、私に言わせれば欠陥車です。
結局、ボディー剛性とサスペンションストロークが十分でないつけが、中速以上になると出てくるわけで、軽量化、コスト削減のつけとも言えるでしょう。
高速を走る機会が多い人には、絶対にヴィッツをお勧めします。
120キロまでは、十分な安定性を発揮してくれますから。
ただし、過信は禁物で、今回走った舞鶴若狭道も、北陸道も、路面がよいので目立たなかったのですが、所詮小型車ではサスペンションストロークに限りがあるため、高速ででこぼこ道を走ってストロークの限界を超えると、動きが破綻します。
いわゆるサスペンションがブレークした状態になるわけです。
私、実際に試してみたからわかります。
これ、震災で路面が荒れている今の東北道や常磐道では普通に起こりますから、もし通行されるなら、十分に注意してください。
最後になりますが、燃費の点でも、秀逸です。
往路は、最初の8号線のゴーストップの連続と、山道ハイペースぶっとばしを含めてリッター15.4キロ、復路は約半分高速を走っての燃費は、リッター21.0キロだったのです。
フィットが、80キロ平均ぐらいで淡々と走った燃費で13.7キロでしたので、ヴィッツの勝ちです。
総合的に見て、インテリアこそ質素ですが、かけるべきところにちゃんとお金をかけているヴィッツをお勧めします。
画像は、京丹波の家のツバキです。
この画像ではわかりにくいのですが、凄く大きな花です。
昨日借りて6時間以上走り回った新型トヨタ・ヴィッツについて、書いてみます。
名古屋から米原までＪＲで行き、駅前のトヨタ・レンタリースで、新型ヴィッツを予約して借りてみたのです。
グレードは、ヴィッツの中でも最も廉価版のリッターカーＦでした。
約1ヶ月前の3月18日に北海道で借りたホンダ・フィットとの比較も取り混ぜて書いてみます。
まず、見かけですが、以前のヴィッツ、我が家の尻尾の短いチビ猫ハルに似たずんぐりむっくりのスタイルで愛嬌があったのですが、一転シャープな感じに変わりました。
それから、昔のスーパーカーを思わせるリンク式のシングルワイパーもなかなかしゃれています。
まあ、私はデザインはどうでもいい主義ですから、一本ワイパーが珍しかったことぐらいで、変わったことに対する感想はありません。
次にインテリアですが、フィットの方が広くスペース効率は優れていましたが、ヴィッツは質素ながら十分な広さの室内という感覚でした。
5人は厳しいと思いますが、4人までのファミリーなら、ありでしょう。
ドライバーズシートの着座感としては、ヴィッツに軍配を上げます。
片道3時間、フィットの3倍近い距離を走ったわけですが、むしろ疲労は少なく、よくできていたように感じました。
肝心の動力性能ですが、まず発進加速が、圧倒的にスムーズでした。
1リットルのエンジンながら、変速機のスーパーＣＶＴi、敏感な私でさえよくできたオートマと区別できないほどよくできており、マッチングがよく、十分にカバーしていました。
以前の、アクセル踏んでも回転ばかり上がってスピードがあがらないＣＶＴとは隔世の感がありましたし、動力性能全般に不満のないレベルに仕上がっていました。
今回、米原から木之本までは、国道8号線を、ゴーストップを繰り返すゆっくりしたペース、その後、高島、上中、小浜までは、流れの良い郊外路でペースは速くなり、小浜から美山、京丹波までは、具体的な数字をここに書けないぐらいのハイペースでした。
帰りは、高速無料化の恩恵にあずかって、舞鶴若狭道を綾部から小浜西まで走り、小浜から木之本までは往路と同じコースを、木之本・米原間は、北陸自動車道を使い、全体にハイペースで走りました。
低速から高速まで、リッターカーとは思えぬほどレスポンスはよく、フィット（1.3リットルながら四駆だったので、一概に比較はできませんが）とは、発進加速だけでなく、中間加速、特に高速での追い越し加速について、雲泥の差があるように感じました。
次に安全性につながるシャーシおよびサスペンション性能ですが、トヨタの車は、基本的なボディー剛性が国産のファミリーカーとしては最も優れているように思います。
つまり、シャーシの性能が優れているのです。
しかし、サスペンションについては、一長一短がありました。
低速では妙にフワフワしていたのです。
ストロークはあるのですが、柔らかすぎるため不安定という感覚です。
60キロまでのスピードでは、フィットの方が落ち着いた感覚で軍配が上がるのですが、中高速になると、逆転します。
ヴィッツ、40キロ以上になると安定してきて、高速でも不安の無い安定性を発揮するのです。
それに対し、フィットの場合、80キロを超えると怖いぐらいに安定性が悪くなりますから、私に言わせれば欠陥車です。
結局、ボディー剛性とサスペンションストロークが十分でないつけが、中速以上になると出てくるわけで、軽量化、コスト削減のつけとも言えるでしょう。
高速を走る機会が多い人には、絶対にヴィッツをお勧めします。
120キロまでは、十分な安定性を発揮してくれますから。
ただし、過信は禁物で、今回走った舞鶴若狭道も、北陸道も、路面がよいので目立たなかったのですが、所詮小型車ではサスペンションストロークに限りがあるため、高速ででこぼこ道を走ってストロークの限界を超えると、動きが破綻します。
いわゆるサスペンションがブレークした状態になるわけです。
私、実際に試してみたからわかります。
これ、震災で路面が荒れている今の東北道や常磐道では普通に起こりますから、もし通行されるなら、十分に注意してください。
最後になりますが、燃費の点でも、秀逸です。
往路は、最初の8号線のゴーストップの連続と、山道ハイペースぶっとばしを含めてリッター15.4キロ、復路は約半分高速を走っての燃費は、リッター21.0キロだったのです。
フィットが、80キロ平均ぐらいで淡々と走った燃費で13.7キロでしたので、ヴィッツの勝ちです。
総合的に見て、インテリアこそ質素ですが、かけるべきところにちゃんとお金をかけているヴィッツをお勧めします。
画像は、京丹波の家のツバキです。
この画像ではわかりにくいのですが、凄く大きな花です。
[[img(https://car.blogmura.com/img/car88_31.gif)]]
[https://car.blogmura.com/ にほんブログ村 車ブログへ(文字をクリック)]
[https://car.blogmura.com/ にほんブログ村 車ブログへ(文字をクリック)]
