- 珠玉の名作アンソロジー 5 どこかにある猫の国 (小学館文庫 珠玉の名作アンソロジー 5)/小学館
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波津彬子
岩館真理子
萩尾望都
奈々巻かなこ
奈知美佐子
よしまさこ
草間さかえ
他計14名の作家による、
猫を重要な登場人物にすえた物語集です。
にゃんくが特におもしろかったなと思ったのは、一話目の、
『灰色の貴婦人』(波津彬子作)
です。
STORY
ある日、資産家の老婦人が死去します。
老婦人は、
「わたしの資産は、すべて<レディ>にゆずる」
とその遺言に書きのこしていました。
なんと、<レディ>とは、老婦人が愛していた猫のことなのでした。
その日から、残された莫大な資産を目あてに、
気まぐれ猫「レディ」を手なづけようとする人々が、屋敷に押し寄せてきます。
西炯子作『黒猫が…見てる』
もおもしろいです。
STORY
女性高生の高橋さんは、
同級生の男子・黒川くんに、
「自宅に帰ってくるといつもクツが脱ぎっぱなし」
であることや、
「部屋の窓辺にししゅうの壁かけを飾ってある」
ことや、その他いろんなことを知られていて、不気味に思います。
高橋さん家(ち)には、お兄ちゃんが拾ってきた真っ黒いネコがいて、いつもじっと高橋さんのことを見つめているので不気味に思いますが……
にゃん子さんの感想
しゃべるネコあり、擬人化のネコあり、普通のネコあり、すべてのネコ漫画を網羅しています。
岩館真理子さんの漫画は読んだことなかったけれど、
『夕暮れバス』(岩館真理子作)
は、絵とストーリーが合っていて、良かったです。
死んだネコが連れていかれるバスの話? と読みました。
笑いもアリ、涙もアリ、ちょっと感動もアリ。
私、この人の絵が好き、と思いました。
にゃん子さんの全体評価
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