アニメ・レビュー『風立ちぬ』(監督・脚本・原作/宮崎駿) | 『にゃんころがり新聞』

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アニメ・レビュー『風立ちぬ』(監督・脚本・原作/宮崎駿)


 零戦の設計者である、実在の人物・堀越二郎をモデルとしたアニメーション映画作品です。
 ストーリーには、堀辰雄の実体験を元にした小説『風立ちぬ』の物語(婚約者が結核という重い病にかかってしまう)も取り込まれています。


 2013年公開され、その後、宮崎監督が引退を表明したこともあり、ヒット作となりました。宮崎監督の、長編アニメーション作品の最後の作品となっています。
 庵野秀明が、主人公・堀越二郎の声優を演じていることでも話題となりました。
 松任谷由実の曲「ひこうき雲」が印象にのこる作品です。

<感想>
 関東大震災での地震のシーンが迫力があり、良かったと思います。ちょっとしたシーンでも、迫力が違うのが、宮崎作品ですね。
 あと、気になったのは、偶然が起こりすぎるところですかね。
 主人公と、婚約者とのはじめての出会いで、風に帽子が吹き飛ばされ、それを未来の婚約者がつかみますね。「ナイスキャッチ」。
 この出会いがもう一度、繰り返されます。こんどは、主人公の方が、パラソルをつかまえます。
 でも、実際には、そんな偶然って続きますかね?
 恋愛の成就が、偶然頼み。
 そうじゃなくて、好きだったら、会話しに行けばいいじゃない? と思ってしまいます。
『「天空の城ラピュタ」を精神分析する』という記事を書いたことがあるのですが、「天空の城ラピュタ」でもそうだけれど、事件や冒険や偶然が起こらなければ、主人公の恋愛が成就しないというのは、ちょっと残念に思いますね。

にゃんく


 





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