コミックレビュー『レベレーション―啓示―』(山岸凉子作) | 『にゃんころがり新聞』

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レベレーション(啓示)(1) (モーニング KC)/山岸 凉子
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コミックレビュー『レベレーション―啓示―』(山岸凉子作)

 『日出処の天子』の山岸凉子が描く、ジャンヌ・ダルクの物語です。
 2015年からモーニングで連載されています。

 『日出処の天子』で、独自の聖徳太子像を描くことに成功した山岸凉子ならではの題材といってもいいと思います。
 ジャンヌ・ダルク(1412年~1431年)は、神の啓示をうけたとされる人物です。彼女は、フランスを勝利に導くために、女性の身で戦争に参加したフランスの国民的ヒロインです。カリスマ的な能力をもつジャンヌの参加により、フランス軍はイングランドとどう戦っていくのか?
彼女の波瀾万丈な短い人生がいかに造形されるのか――?

(感想)
 山岸凉子の作品は、『日出処の天子』の聖徳太子のように、誰もが名前だけは知っている有名人だけれど、具体的に何をしたのか、どんな人だったのかほとんど知らない人物を、読んだ後に、まるで親しい隣人のように感じさせてくれる魔法のような書です。
 ジャンヌ・ダルクも聖徳太子とまったく同じで、名前は有名だけれど、ほとんどの日本人はどういう人だったのか、何をした人なのか知らないのではないでしょうか。(そういうぼくがまず、そうですから)。
 まだ1巻しか発行されていませんが、すでに山岸凉子のパワーは全開。つづきが待ち遠しい作品です。

 
にゃんく





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