書評 『通学列車』(作者/郭公太さん) | 『にゃんころがり新聞』

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ご迷惑をおかけして申し訳ございません。


 『通学列車』(作者/郭公太さん)の書評です。

 『通学列車』は、佳品『中田病院にて』の続編です。

(あらすじ)
 『通学列車』では、修一は、高校生になっています。
 修一は、違う高校に通う女子高生の里子に、通学列車の中で出会い、惹きつけられていきます。
彼は、里子に、白血病で亡くなった直美の面影を見ます。シャイな修一は、しばらく里子と会話もできないでいますが、あるきっかけから、短い通学列車の時間のなかで、本の貸し借りをしたり、すこしずつ会話を交わしていくようになります。そんなある日、里子は、里子が絶対に知らない「中田病院」の夢をみたりするようになり(中田病院は、修一と直美が出会った場所です)、それを聞いた修一は、里子を通して、直美が自分にメッセージを送ってきていると感じるようになります・・・。




 イメージが結晶化された、美しい作品だと思います。
 地の文に安定感があり、描写力があると思います。

 まずは『中田病院にて』から読まれることをオススメします。


 『中田病院にて』はこちらから読めます。↓
http://p.booklog.jp/book/75247

『通学列車』はこちらから↓
http://p.booklog.jp/book/75267

 『中田病院』のにゃんくの書評ページはこちらです。↓
http://ameblo.jp/nyankodoo/entry-12030710691.html



 






記事は以上です。