同棲を始めて、初めて迎えるGW

息子が来た

息子が来るからとケーキを焼いたり

帰りに持たせる冷凍おかずをたくさん用意したり

久々に会えることが楽しみだった


GW2日目の夜

ついに彼は本性を表した


息子がお風呂に入っている時

アパートの解約書が届かないのは何故か?と言う問いかけをした


アパートは3月末で解約した

でも大家さんが変わった人で

自分で部屋の中を確認したいと言っている

ただ忙しくて時間が取れないからまだ確認が出来ずにいる 

だから解約書の書類が出来ていない 

早めに送るように連絡すると言われた


私はもう開いた口が塞がらなかった

そもそも不動産屋に知合いでもいなければ

そんな詳しい情報は入ってこない


『書類が送られてこないのは

そもそも解約していないからでは?

調べればすぐに分かるよ?』

私のこの発言に彼はブチ切れた


プライバシーの侵害だの、弁護士を入れるだの

威嚇、恫喝、揚げ足とり、屁理屈、論点のすり替え

このオンパレードだ


息子がお風呂から出てきて驚いていた

そこで終わればまだ良かったが…

彼はそこで収まらない

彼は精神的に未熟だからだ


今度は息子に1時間

ひたすら私の文句を言い続けた


息子の方がよっぽど大人だった

その場はうまくやり過ごした


ただ、彼はこの一件以来

息子と顔を合わせることが気まずくなったらしい

私に対しては強気だが、息子は思い通りにはならないと察していたのかもしれない


GWが明け二週間ほどして

彼は解約書が来たと写メを見せてきた

※彼は住民票など全て実家にしていて、書類関係は実家に届いていた


実際の写真


私は今まで自分で賃貸契約をしてきました

当然解約も経験しています

ちなみに不動産屋に知り合いもいます


この契約書を見て

本物だと思わせることができると思った彼

心から幻滅した瞬間だった

そしてこの人と信頼関係を築くことは不可能であると改めて思った


私『これ本当に送ってきたの?』


彼『そうだけど…』


私『ごめん、さすがにないわ、私も自分で賃貸契約してきたからこれが正式書類ではないことくらい分かる、本当にこれが正式書類だというなら、ここの不動産屋は偽物、法的に問題あるよ』


彼『知らんよ、お前が書類を早くしろって急かすからこう言う書類になったんだ、正式な書類送るように連絡しておくよ』


私『どんなにお客様に急かされても、Wordで手作り感満載の書類を送ったら、この不動産屋訴えられるよ、住所も中途半端、担当者も苗字のみ、宅建取引者の氏名もなし、数字も大文字と小文字が混ざってる、社印もなし、大丈夫この不動産屋?』


長い沈黙の後

彼はか細い声でアパートを借りていることを認めた

彼は身長も高くガタイもいい

手を出されたら太刀打ちできないほどだ

でもこの時はお母さんに怒られた幼稚園児が

反省を述べているかのような情けない姿だった


アパートを解約しなかった理由は

色々言っていたが覚えていない

理由なんてどうでもいい

ただ、嘘をつき続けてきたこと

散々罵声を浴びせ続けたこと

偽書類を作ってまで嘘を突き通そうとしたこと


この時点でこの人に信頼はない

この先、この人が心を入れ替え

死ぬ気で頑張れば信頼は戻るかもしれない


そんなことができるような人なら

初めから嘘はつかない


それも今だから言える

この時はもがき苦しんだ…