彼のお父さんは病気だと聞いていた


間質性肺炎なのだと

医者からそう言われて

お母さんがかなりまいってしまっていると


間質性肺炎なら難病指定だ

『難病指定付いたの?』と聞くと

『は?よく分からない、検査が…先生が…

お母さんが…』

と色々話すが内容がいまいち掴めない


もう一度、『診断は付いたの』と問いかけると

『俺に聞かれても分かるわけない』と

あからさまに苛立つ


あ…ここでも気がつけたんだ(T ^ T)→後悔


そしてこの後、親との顔合わせや

私との今後のについてを親に話すことに関して

このお父さんの病気を理由に

嘘に嘘を重ねていく


私は電話で聞く話しかわからない

今となっては、それならさようならと

なんの躊躇もなく言えるが

当時は言えなかった…


私は家を売って彼の住む他県へ行くことになる

そりゃ簡単には決められない

まずは、今の二人の状況をご両親に伝えようという話になった


話すのはGW明け


GWが終わっても

彼からは何も話しが出てこない


『うちらのこと話した?』

と聞くと、お父さんの具合が悪いから今は話せないと言われた


『お父さん入院しているの?診断ついたの?』


『ちゃんと話すからせかすな💢』

その一言で私はまた黙ってしまった…


そして6月が過ぎ…7月が過ぎ…

8月に再びその話を持ち出してみた


お盆明けに話す!と言われてホッとする


あまり急かすとまた機嫌が悪くなる

喧嘩をしたくない

そんな気持ちが先に立つようになり

言いたいことを言わない選択をするようになった


この時からおかしいじゃないか

何故誰にも相談しなかったのだろう

彼を良い人に作り上げたのは私だ


9月半ばに話をしたと言っていたが

実際には顔合わせをする一週間前


信じられない事ばかりだったな…