気付いたらパ・リーグもそろそろ優勝が決まりそうですね…。

お待たせしました、今回は「阪神タイガースが強いチームになった5つの理由」の後編をお送りします!

前編☝️では「チーム作り」に焦点を当てて3つの理由を紹介しましたが、後編の今回はそんな「チームの動かし方」にフォーカスしたあと2つの理由を紹介します。



その④:基本的な強さの習得

これは私が5月に現地観戦した試合の様子です、佐藤輝明の豪快な逆転タイムリーが印象的でしたが直前に何とか四球で繋いだ大山が居てこその劇的勝利でもありました。

岡田監督が就任して以降特にチームの意識改革として取り入れられたのが「脱・早打ち」でした、主力選手の殆どが早打ちではなく耐球作戦を多用するようになったんですよね…お陰でチームとしても四球の数が増えて出塁率が上がり、結果的に得点もかなり入りやすくなりました。

球数が嵩む故に相手投手の負担はやっぱり大きかったんでしょうね、なお阪神側はコントロールが良く四球が少ない投手を重用したためこの戦術は半ば阪神が一方的に生かせていた印象です。


これ☝️もう柴田講平だろ…(例えが古い)。

後は守備力が大幅に改善されたのも大きいですね、中野拓夢選手・木浪聖也選手の新生二遊間や一塁に固定された大山悠輔選手が良い守備を連発出来るようになり大幅に失点を抑えられたのも強みでした!

阪神タイガースは毎年「守備力が低い」と揶揄されるレベルで守りに難を抱えるチームだっただけにここが改善された事でまあシンプルにそれだけ強くなりましたね、それでいて不動のセンター:近本光司選手の好守備が健在だったのでセンターラインの堅さは寧ろ12球団屈指のレベルにすらなりました!


昨年のセ・リーグ優勝チームのヤクルトが圧倒的な打撃成績を残した村上(宗隆)を擁した構図だっただけにこの辺りのギャップはやはり目立ちますね、どちらが良いチームなのかは置いておいて。

ここまでの阪神タイガースの強みをまとめると「四球」と「守備」、ホームランをバカスカ打ったり豪速球で三振をビシビシ奪ったりするような派手さからは遠いいわゆる「基本的な強さ」が売りの堅実な…悪く言えば地味な…チームに仕上がりました。

ただ今年の阪神はこういった基本を「数多くの選手が」身につけていたのが更なる強みでしたね、なので打線はいつどこからでも繋がりますし打球が誰の所に飛んでも好守備を見込めました…今まで単純に愛着として好きだった選手達に「総じて」実力が伴ったのは嬉しくもありましたね…!



その⑤:昨年までの積み重ね

本当はここに高山も居なくちゃいけないはずなんですけどね…流石にそろそろクビが寒い。

ここまで基本的な強さに注目してチームの動かし方の話をしましたが、ステータスが少し偏った所謂「一芸に秀でた」選手が勝ち試合に絡む事もしばしばありました。

足が速く代走や守備固めで試合終盤に躍動した島田海吏選手や熊谷敬宥選手、打撃特化で代打の二枚看板として役割を果たした原口文仁選手や糸原健斗選手、存在感が凄かった(???)ヨハン・ミエセス選手…こういった選手が優勝の瞬間に一軍に居たのも紛れもない事実です!


優勝は18年ぶりなのに矢野が去年予祝しちゃったせいで「(ルーキー森下以外)全員胴上げは経験済み」って言われてて笑っちゃいました。

そして上述した選手は…半分ふざけて入れたミエちゃん以外は…皆昨シーズン以前に台頭してきた選手でした、昨年までに培われてきた強みも間違いなく今年の優勝に貢献していたのです!

そういう意味では走塁改革やポジションの柔軟化を必死に行った矢野燿大前監督やそもそものチームの若返りを積極的に進めた金本知憲前々監督の功績もかなりのものですね、その1つ前の和田豊元監督は何なら今二軍監督として阪神タイガースを下から支えていますからね💋



阪神タイガースが好きでよかったなあ!!

こういった形で若返りに成功しつつ基本的な強さ(時には大胆さ)が備わった、何ならシーズン後半にかけてこういった強さが増していったのが今年の阪神タイガースの強さたる所以でした…8月に10連勝してリーグ単独首位に駆け上がったどころか9月に11連勝してそのまま優勝を決めた安定感が全てを物語っていました!

結果が伴ったもう阪神タイガースの強さにはケチは付きません、後は更に結果を伴わせるだけです…ソレ(日本一)するぞ、阪神タイガース!!