双極性障害と共に暮らす -16ページ目

双極性障害と共に暮らす

パニック障害 不安神経症 の母と
双極性障害の息子の日常



今朝、息子の調子がいいと聞き、お昼にラーメンを一緒に食べた。笑顔で食べる息子。

穏やかでいい笑顔だった。


私は息子の不安を少しでも取り除きたいと

障害者年金の話を持ち出した。以前に障害者手帳を貰うことは息子のプライドを傷つけないかと心配になり、聞いたことがある。

その時、息子は嫌じゃないと答えた。

でも、その障害者手帳をもらうにも、病院でありのままを話さなければいけない。

私の場合、病院に行くと

つい冷静を装ったり、過小に話してしまうことがある。きっと、自分はおかしいと思われたくないという見栄が顔を出すから。

息子は去年まで、自分の病気を認めていなかったから、ほとんど口を開くことも、症状を話すこともなかった。自覚がないせいもあるんだけれど。

でも、病状も分かった今、息子には現状の障害に見合うだけの保証をしてもらいたい。親心だった。

息子にそれをうまく説明できなかった私は、息子のプライドを守る意味で、

多少大げさ気味に話すよ。と伝えた。

すると、息子の顔がかげった。

嘘をついてまで保証なんていらない…。

息子はそう答えた。

しまった…。

私は慌てて言葉を付け足した。


気持ちを切り替えるようと話を変え、


これから半年ほどたって、少し息子の状況が落ち着いたら私たちの仕事を、息子の調子に合わせて日給のような形で手伝ってほしいと伝えた。

日頃から役に立ちたいと言う息子にはそれが

励みになるのではないかと思ったのだ。

でも、次の息子の一言に私はまたやってしまったことに気がついた。

俺…落ち着いたらちゃんと仕事したいから…。


そうだった…。息子は働きたいんだ…。普通に働いていきたいんだ…。私は応援すると言いながら、あの子に普通の未来はないと伝えているようなもんだ…。どうして軽はずみに言ってしまったのかと、ひどく後悔した。

親として守ろうとすることは、息子を傷つけることでもある。こんな時、自分の器の小ささに凹んでしまう。


息子は、一日のアップダウンをデータ化して

グラフにすることと、ブログを始めたと教えてくれた。

息子は本気でこの病気と向き合い、乗り越えようとしている。


なんて安易な私…。目先の感情だけで目先だけの

手助けをしようとする…。


今日は息子に改めて自分の不甲斐なさを教えられた気分だった。私自身も腹を据えて、これからは動いてみよう。あの子の未来を信じよう…。