「人生で大切なことは
月光荘おじさん から学んだ」
銀座で創業100年の画材店月光荘
とても素敵な本でした。
志をもって働く ということ
その情熱と愛
貧しい暮らしの中で平蔵さんは小学校を出ると中学校へは進学せず、家の農業を手伝い始めますが、学問の大切さを痛感していた平蔵さんの父は本だけは沢山読めるようにと蔵に本を積み上げていたそうで、平蔵さんはとても読書好きでした。
そんな18歳のある日、平蔵さんは田舎を飛び出し、東京へむかいます。
そしてなんと住込みで働いた家の前が憧れの与謝野晶子さんのご実家で
ある日勇気を出して お訪ねした若き月光荘おじさんを
優しく迎えて下さった 与謝野晶子さんのご両親(与謝野鉄幹夫婦)と与謝野晶子さん
そこから 月光荘おじさんの世界は広がってゆきました。
戦時中 絵の具もない時代
月光荘おじさんは 諦めることを知らず
画家を助けるために 走り続けます
当時、顔料はほとんどフランスが作り出していました。
絵の具の輸入が途絶えた第二次世界大戦の最中、
月光荘おじさんは純粋国産油絵の具を完成させるのです！
1940年、自家炉にて
コバルト･ブルー の製法を発見❣️
ベル･コバルト(グリーン)
セルリアン･ブルー
カドミウム(イエロー)
バイオレット･コバルト(紫)
チタン絵の具世界第一号チタン・ホワイト
そして、1971年には
新色コバルト･バイオレット･ピンクを発見し
世界絵の具コンクールにて1位
「フランス以外の国で生まれた奇跡」と言われました
私が絵の具を選ぶ時
ワクワクしながら選んでいたその絵の具たちは
月光荘おじさんが作り出した色だったのですよ〜❣️
世界に誇る絵の具を月光荘おじさんは作り出したのです❣️
絵を愛する友の為にただただ喜んで走り続けた
月光荘おじさん
「人間というものは、平凡に暮らすのがいいのだ。いつも自然に、そして人の迷惑にならずに、人を喜ばせることを、ひとつだけできたら、それが最高の生き方だ。肩書きも勲章もいらない。自分にできることを精一杯やるのが人生だ」
この本には
月光荘に通ったたくさんの人からのお手紙や思い出や100年の出来事がのっています
この本に出てくるひと
与謝野晶子
小山内薫
芥川龍之介
島村藤村
有島武郎
初代猿之助
森律子
藤島武二
岡田三郎助
永井荷風
中村研一
藤田嗣治
猪熊弦一郎
花森安治
水野スウ
立原えりか
小薗江圭子(ドド)
川津祐介
深尾須磨子
荻野綾子
中西利雄
上口愚郎
薩摩次郎八
マッカーサー
榎本健一
花森安治
国沢和衛
関口俊吾
高峰秀子
齋藤紅一
水森亜土
全部あげようと思ったけど多すぎて途中で断念します。。。^^;
「人生で大切なことは
月光荘おじさんから学んだ」
フミヤスさんのブログでしり、読みたいと思っていた本。
素敵な本を紹介してくださりありがとうございます💛