これまでJ1復帰をかけてクラブがキャンペーンを行うことはありました。たいてい、キャッチフレーズを掲げ、付属としてイベントを少々。結果(成績)はというと、今どこのカテゴリーにいるか、言わずもがなです。
クラブがキャンペーンを先導したことが原因で昇格できなかったわけではないのですが、長いシーズンの最終盤に全力を振り絞った挙句に思いが叶わなかったときの虚無感も半端ないものです。キャンペーンに煽られ、ハイになったところから突き落とされ、悔しいと気持ちにとともに、あぁ終わった、しばらくは(サッカー)いいや、そんな感じでした。
シーズンが終わるときにやったね、やり切ったねそういう気持ちで終わりたい。結果(成績)はともかく、そう思ったのは2008年の軌跡の残留の時だったか・・・。あれは、あれでありえないようなことが起きたので、もうこんな思い(降格するかも)をしたくないということをすっかり忘れてしまい、今になってみれば翌年への伏線(J2降格)が敷かれてしまった気がします。
では、今年も「あぁ終わった、しばらくは(サッカー)いいや」になるのか?それはもう御免です。16回目のチャレンジです、それも16年連続。「一度しか降格していないクラブ」という持ち上げをされる一方で、「一度も昇格したことのないクラブ」と落とされることもあります。
これまでは自分の周囲の世代が応援の平均値だろうと思っていましたが、そうではないと思うことが多くなりました。だとしたら、昇格できなかった「失敗」はもう繰り返して欲しくありません。15回も失敗して、その記憶しかないのはいやです。
失敗の記憶のうち色濃く残っているのは、プレーオフ決勝まで行って昇格できなかった年のこと。もうあれだけは避けたい。天国と地獄とはよく言ったものだと思いました。「日本一残酷な、歓喜の一戦。」も「夢と絶望の90分。」も経験してきて、もう一回「地獄」を見たら寿命縮みます(苦笑)。
今年はまだプレーオフの進出も確定していません。といって優勝の望みもまったく消滅したわけでもなく。最後の最後まで楽しめることは喜ぶべきことだと思いますが、やはり、自動昇格で締めくくりたい。ライバルチームの戦績次第ではありますが、ジェフのやるべきことは残り試合すべてに勝つこと。人事を尽くして天命をを待つ、です。