気になるのは、実際戦っているチームもそうなのですが、クラブそのものの意向というか、どういう目標を掲げて、どうありたいかと思っているのかということ。
昨日、この言葉を書いたときに思っていたことは次のような事です。
J1残留をかけて戦っていた2008年。クラブは「今こそ!WIN BY ALL!」のスローガンを掲げ、選手、サポーター、クラブは同じ目標に向かっているのを実感しました。終わってしまった今頃言っても、あまり現実味はないかもしれませんが、これだけやったのだから結果を受け入れようという心構えができていました。最終戦、0-2から奇跡の逆転、残留決定は神様からのプレゼントだったのは、ご存じのとおりです。
しかし2009年、前年の残留に油断したわけではないのでしょうが、あっけなくJ2降格。このころの状況に非常に似ている気がします。
オフィシャルの2008年と2009年のニュースリリースをたどってみてもらえばよくわかると思います。
私も、この記事を書くにあたって2008年のリリースを読み直してみたら、今と比べたら驚くほど、クラブのアクションがあります。(あのころは、それでも足りないと思っていましたけど・・・苦笑)
当時の三木社長が、サポーター主導の決起集会に現れ、サポーターに呼びかけたのも覚えています。
「何、言ってんの。わかってもいないくせに。」と当時は思いましたが、社長も必死だったと今なら理解できます。
そういう必死さが、今のジェフ(クラブ)にはないように思います。
必死さという言葉でなくても、ジェフがサポーターや地域と、どうありたいのか、全然伝わってこないのです。
20年以上、ジェフが生活の一部だと感じていたのに、最近その感覚が薄れています。自分の感覚が、古いというか、今のご時世に合わなくなっただけなのでしょうか。
そして、成績とどこか重なるように思えて、非常に気になります。
クラブビジョンで、 「魅力あるクラブ」、「地域とともに歩むクラブ」、「自主自立経営」 、そして『「ジェフのある生活」でみなさまに元気、楽しみ、幸せを感じていただけるクラブを目指す「ジェフユナイテッドライフの実現」』というけれど、私にはまったく真逆に感じられています。
「勝ちゃあいいんだよ」そういう単純な問題かもしれませんが、それすらできない今、クラブの最高責任者は、何を考えているのでしょうか・・・。