Jリーグ20周年記念の様々な企画がありますが、今日はJクロニクルベスト の中のベストマッチについて書きます。
2008年最終節、J2降格の危機にあったジェフは、ライバルのジュビロ、ヴェルディに対して絶対的不利な状況にありました。勝利かつライバルチームの敗戦という条件でしかJ1残留はありえませんでした。
前半終了時、0-1で、ますます苦境のジェフに対して、ジュビロ、ヴェルディとも0-0で折り返すこととなりました。
後半になってもジェフは劣勢で、さらに1点を失い0-2。万事休すかと思われたジェフでしたが、74分に新居選手のゴールを皮切りに、77分に谷澤選手、80分にレイナウド選手のPKと逆転に成功。さらに、85分に谷澤選手の追加点を重ね、4-2で勝利を収めました。
一方、ジュビロ、ヴェルディとも後半に失点。こうしてジェフは奇跡的にJ1に残留したのでした。
これほど劇的な試合、そして周囲を巻き込んだドラマは多分なかったと思います。あの試合に立ち会った一人としては、いまでもその時のことを思い出すと魂が揺さぶられる気がします。
その試合がベストマッチの5位に選ばれました。
ちなみに1位は、レッズが優勝を決めた2006年のガンバ戦。Jリーグ史上最多の観客を集めた試合だったそう。
ベスト10に選ばれた試合は、スカパーで放送してくださることが決定したようなので、おさらいするもの楽しいかもしれません。
ベストゴールにも、ベストイレブンにもジェフの選手が選ばれなかったのは残念ですが、あの試合がやはり多くの人の脳裏に焼き付いているのは、サポーターとしてもうれしいなぁと思います。