Jリーグができてから30年ほど経ちますが、設立のころから選手を続けているのは、三浦知良選手(カズさん)くらいかと思いますが、カズさんもJリーガーではありません。(おっと失礼、今年は福島Uです、Jリーガーです!)
Jリーグチェアマンの野々村さんですら設立時の選手ではありません。サッカー選手は、引退してからの時間の方がそれまでサッカーをやってきた時間より長いのです。
だいたい30代に入ると、人によっては20代後半でそれまでのカテゴリーより下のクラブに移籍する例が多いようです。考えられる理由は、単純に体力の低下もあるかもしれませんが、年俸の問題、選手本人の家庭環境も要因にあると思っています。
順調にサッカー選手人生を歩むことができたら、その間にその後のキャリアやリタイア後の人生設計も描く時間もあると思うのですが、今回ジェフでは若手選手の契約を満了として発表しました。
プロサッカー選手になることは、サッカーを志す人の多くが一度は夢見る事かと思います。スクールから、部活、街のクラブなどを経て、クラブの入団テストや選手権での活躍があって、クラブ関係者の目に留まってようやくプロの仲間入りができるのだと思います。
そこまで登りつめる間に、サッカー選手をあきらめることを考えたことがなかったわけではないのでしょうが、サッカー選手になることを第一に生きてきたのでしょうから、やめることを思い描くことはまずないと思います。
今回発表のあった、ジェフのアカデミー出身の若手選手二人は、再びこの場所に戻ってくるという覚悟をコメントに残していますが、そんなに簡単なことではないと思います。高校卒から3年の時間を費やしてしまっているので大学サッカーで再起を狙うのはありえませんし、Jリーグ以外で、無報酬でサッカーをやっていく(別に職業を持つ、誰かに面倒をみてもらう)ことになると思います。また、そもそもJリーグが手に届く環境(JFL、地域リーグ等)に籍を置くことができればまだチャンスがあるといえますが、いまのところ全くの白紙状態のようです。
サッカー選手は、絶頂時の報酬がいつまでももらえるわけではないですし、選手としての時間は長くても20年、最初に書いたようにその後の人生の方がはるかに長い訳です。
コーチなどのクラブに関係する職業も、毎年のように引退する選手がいる以上、取り合いになるのは目に見える話で、ほんとうに大変なのだと思います。
名の通った選手なら、解説やタレント活動で稼げるかもしれませんが、それはそれで、サッカー以外の能力も身につけていかないと生き残っていけないでしょう。
今年のジェフは、昨年在籍のベテラン勢がほぼ残るようですが、うれしい反面、選手のスタミナ、メンバーの構成(バランス)が気になります。といって、新旧入れ替えという単純な話ではないのは、選手個人の人生設計が関わっているだろうと推測するわけです。
サッカーを辞めたあとの考える時間の猶予が欲しい、その時間が百年構想リーグの間なのかな、と私は思っています。今年の夏に引退・移籍する選手もいるのかもしれません。それまでに、ジェフとしての完全リスタートの体制が整っていてほしいな、と思っています。
