で、その間どうしていたかというと。
注射の効き目は、その場かぎり。腕が上がったのは、直後だけで、うちに帰って座薬の痛み止めと飲み薬の痛み止めを飲んで、注射の痛みが消え去るとともに、腕も上がらず。
動かしたほうがいいという、通説に則って、翌日からペットボトルの運動をしたり、なるべく痛いのをかばわないように生活していましたよ。
でも、無理してあげてる肩は、肩の固まりごと上がるようになり、背中がゴリゴリと音をたてるようになり…。
長くかかるのは承知だけど、やっぱり病院と思って、昨日行ってきました。
注射をしなくても治療してくれる病院を探して

行ったのは、サッカーチームの担当している先生のところ。スポーツ障害が専門の整形外科はどうかな
とも思ったけど、とりあえず。注射を勧められたら断る覚悟で診察室に。前の病院で四十肩、それも
手をあげて見せると、「無理したねぇ?」と先生の第一声。腕が上がらないままの状態で受診するのが正解だったらしい。
というのは。
石灰のせいで炎症を起こしているのをかばってる筋肉が、無理に動かすことで痛み緊張、緊張から痛み、また痛みから緊張と、悪循環がはじまって、このままだとまったく肩の関節が動かない状態になるってことでした。
石灰の炎症を注射で押さえつつ、緊張した筋肉をやわらかくして動きを戻して行くのが、一番早い治し方だそうです。
驚いたことに、腕が上がらない状態で治療をはじめれば、1ヵ月で日常生活に支障はなくなるそうです。
というわけで、注射なんだけど。頑張って「やだよ」と踏張ってみたんだけど、「1回ためして、どうしてもダメだったら今後はしない方針で治そう」といわれて妥協。
注射器自体は、かわいいサイズなんだけど、針は長いし太いんだなこれが。
最初だけ痛いよ~って、前の先生と同じだ

で、「どう
」って。ん~、それほどじゃないよ
けど、私は終わりまでは気が抜けないのさっ
前回の病院のすさまじい痛み、悲鳴をあげちゃいましたから。それに比べれば、全然。あっちの注射がクマン蜂の大群に一ヶ所を集中攻撃された痛みだとすれば、こっちのは蚊が10匹くらいですかねぇ。イヤだけど我慢できる範囲内。注射が終わって念のため、「痛み止めの座薬とか出してください」ってお願いしたら「そんな大丈夫だから
」って笑われちゃいました。で、ここ肝心。「ヒアルロン酸の注射は、すごく痛いんだよ。うちは使ってないから心配ないよ」って。ってことは、前のはヒアルロン酸だったんだね。アレは、しわ取りに効果があるそうだけど、それも痛いっていうもんね。肩の注射で痛さを知ったから、私は絶対しわ取りにヒアルロン酸は注射しないっ

注射が終わって、どうなったかってと、やっぱり腕は上がらず。
普通なら注射の直後から腕は上がるはずなんだそう。それは、10年前に左肩が同じ四十肩、同じく石灰の時に体験済みな私。今回は、もう肩の組織が一体化してるから、動かない

コレは長くかかるよと。
そのあとリハビリ。
自分で機械相手にしてほったらかされるのとはエラク違うね。整形外科なんて、どこもいい加減でインチキ野郎だとばっかり思ってたけど、ここは本当に治してくれそうだっ
腕をあげると肩がもっこり上がっちゃう、この状態から脱出しないと~。単純に腕が上がらない状態にしないと~。だそうで。
こんな感じで、治療開始決定です。週一回の注射と週に2・3回のリハビリ。治さなきゃ

10年前に左肩を患った時には、左手は利き手じゃないから、無理しないし、通説の「動かした方が」も、痛いからやめ~とサボって。いつまでも腕が上がらないので、渋々注射をしてもらった。そうしたら、その直後から腕が上がり、それからは気にすることもなくなくなって。今、左はまったく異常なく動いています。それを思うと、今回行った病院の先生のいうことは、あたってるんだと思います。
前回行った病院でも注射してから即運動、運動。耐えて頑張っていたら、ひどいことになっていたかも。
石灰で肩が動かなくなった時は、とにかく安静。で、ヒアルロン酸がはいってない注射。と、リハビリ。それも、無理しなくていいように、できるだけ早く処置。苦痛を感じた分、治るのは遠くなるっ
肝に命じました。