寒いですねー←しつこい。
大雪に見舞われてる地方の皆様、どうか暖かく、屋根の雪下ろしはひとりで行っては危険とテレビでも再三言ってるので気をつけて下さいね。
雪降らない関東のニュースで注意喚起しても意味なし
大雪降れば大ニュースになってしまうこばにゃん地方です。
…大雪と言えば、
必ず思い出す大事件、
あれは2006年冬…のことらしい。
ネット調べてもう11年前のことなのかと驚く
月日の流れは早いわねえ。
11年も前なのに、すでにオバサンだった私、
友人と台湾旅行を計画してました。
当時は韓国が大ブーム、
誰も彼も韓国韓国、キムチキムチ、エステエステ、プチ整形プチ整形、カタツムリクリームカタツムリクリーム、
韓国ドラマ最盛期でした。
なので、敢えて台湾。
私達が選んだのはもちろん激安パックツアー、の激安出発日、2泊3日台北。
従って出発便は早朝、かなりのタイトスケジュール。
不穏な空気は前日からありました。
土曜日、関東地方、記録的な大雪
しかし、私達が行くのは南の国、
飛行機さえ飛べば問題ない。
いつも行き当たりバッタリの私ですが、
この時はお楽しみの為に前日から雪対策を練る。
出発は朝早い、当時は横浜の山奥に住んでたので成田空港までは、
車or電車orリムジンバス。
夫に車で送ってもらうという選択は初めからなく、JRは雪で遅れるかも知れない、
ならばリムジンバスが一番確実だ。
しかし、自宅最寄りからの始発バスでは出発の時間に間に合わない可能性がある。
もっと大きなターミナル駅、横浜駅の始発に乗れば7時半には成田に着く。
地下鉄の始発時間を見ると乗りたいバスに間に合いそうもない。
地下鉄駅からバスターミナルまで相当の距離あるし。
そうだ!タクシーだ!タクシーで横浜駅まで行こう
早速タクシー会社に電話で予約
すると、「申し訳ございません。空車がございません」
はあっ
空車がないってどーゆーこと
その日はセンター試験、
同じく大雪に焦った受験生達が大挙して早朝タクシーを予約したと
仕方ないので早朝の街を走れるとこは全部走って、コロコロを雪道にとられながらやっと向かった成田空港、
日本脱出は目前です。
しかし、ヤケに搭乗カウンター及びロビーが混雑してる。
「何か、飛行機遅れるみたいねー」
長蛇の列に並んでやっと搭乗手続き、またまた長蛇の列に並んで出国手続き、
この頃本来の離陸時間は過ぎてました。
でもその辺は心広く持ち、免税店でここぞとばかりにお買い物、しかし人が多いなと思いましたが…中には毛布被って寝てる人もいる???
「昼ご飯はショーロンポー食べてさ、で、夜は屋台でね」
なんて話しながら搭乗口ロビーに座る。
窓の外は前日とはうって変わって快晴、
でも…地面が真っ白?
滑走路、見えない?
しかしねー、税関通ってこうしてゲートが開くのを待ってるんだから、遅れても行けないってことはないよねー。お天気も回復してピーカンだもん。
何やらちっちゃめだけど私達が乗る風の飛行機も横付けされてるしさ。
その後も、
「遅れております」
「もう少しお待ち下さい」
のアナウンスが度々ある。
2時間待って、
「ただ今ご搭乗いただく当機に異常が見つかりました。修理に多少お時間がかかります」
えっ?
ええええええっ?
異常異常って故障
直すったって、そんな異常が出たヒコーキに私らを乗せるっての
ザワザワとするロビー内、私も青ざめる。
夫に「ヒコーキ壊れた、乗りたくない死にたくない」とメールする。
数分後返信が。
「何か、成田空港閉鎖されてんじゃん。飛行機飛んでないじゃん。今ドコ?」
はあああーーー
聞いてないよ、知らないよ
飛行機、飛んでないの
そー言えば、飛行機の音、一回も聞いてない
私らは知りませんでしたが、空港は前日から一機も飛行機離陸しておらず、大混乱の中にありました。
なのに何故搭乗手続きさせる
おまえらバカか
私らどーなるのさっ
時同じくして
「当機は空港閉鎖のためキャンセルとなりました」
と、最後のアナウンス、
この時午後2時、
もう空港に5時間以上います。
お腹だってペコペコです。
ならばさっさと帰るべと身支度して帰ろうとしたら…
出られませんっ
一度出国手続きした乗客は、勝手に出て行くことが出来ないんです
扉が、中から一切開かないんです
「何とかしろっこっち仕事で今日中に行かなければ会社潰れるんだ」
と血相変えて空港職員に詰め寄るおじさん、
運の悪いことに某国の旧正月と重なり、カウンターを叩き職員の胸ぐらを掴み、ぐっわ〜んと泣き崩れる異国の人々、
わっ、これテレビのニュースで見たことあるっ
すぐ泣き崩れるよね。そこまで?だよねっ!
この時まだ私達には少し余裕ありました。
すぐに帰れるだろうと思ってました。
でも、お腹すきました。
空港内の食べ物ありそうなとこはどこも長蛇の列でもう食べ物はほとんど売ってませんでした。
「そーだ!機内食、機内食ならあるんじゃない?だって最初遅延だけだったんだもん」
「お腹空いた。機内食あるでしょう?それ出して」
違う意味で空港職員に詰め寄るこばにゃん一行、
しかし、J○L職員のお姉さんは、
「規則で提供することが出来ません」
の一点張り。
すぐそこに食べ物あるのに出さないなんて何て融通が効かないんだと激怒するこばにゃん一行、
ならば帰らせろと迫るがJ○L姉さん半泣きで姿をくらます。
その頃他の航空会社ではお弁当が配られたりクーポンを貰ったりという情報を入手してました。
ガラスの自動扉を見ず知らずの人々と力ずくで開けようと試みましたが、
さすが、安全では世界に誇る日本の玄関、
蟻の子一匹通さぬセキュリティです。
何ゆえ私達乗客が帰れなかったのか…
結局再び数メートルしか離れていない入国ゲートを通って日本へと戻れたのは、夜の10時でした。
その時税関に免税店で買った物すべて返品させられました。
空港滞在時間14時間、
『なりた』と書かれたまんじゅうを手に、凍りつきそうな地面を見つめ、
同じ地続きなのに。
日本じゃないなんて。
と、思ったものです。
翌日、取っていた有給を返上して会社へまんじゅうを持って行った私、
……もちろん、笑われましたよ。
そりゃ、そーだわ。
その後一年以上経って台湾旅行はリベンジしました。
もちろん、雪の季節は避けました。
リベンジ台湾旅行もトラブルありありでしたが、
成田空港閉じ込め事件よりはるかにマシです。
そんなこんなで、実は私は嵐を呼ぶ女
大雪事件は他にもあるんです。
その話は、またいずれ機会があれば(笑)
タイトルは、
「こんな夜中にマグロ?どーすんだよ事件(仮)」
でーす。
どうか皆さん、温かい週末を
冷えるなあ。