2024年6月23日(日)雨一時曇り
NHK WORLD JAPAN「Face To Face Daisuke Takahashi: Trailblazing an Icy Horizon」
今更ですが、観なおしました。
ロバート・キャンベルさんの的を得た質問とコメント。
大さんの飾り気のな率直な受け答え。
大さんの将来の在り様が明白になるようなインタビューだった。
フィギュアスケートの裾野を広げ、コンペティションで頂点に立った一握りのスケーターだけでなく、多くのスケーターが様々な場でその能力を発揮できる場を作りたいという思い。
さらには、特別なアイスショーではなく、定期的に開催される独自のショー。
「あそこに行けば、最高のショーが観られる」というような認識を作り上げることができるようなカンパニー。
大さんの脳裏にあるのは熊川哲也さんの『Kカンパニー』だろうか。
英ロイヤル・バレエ団のプリンシパルという肩書をなげうち、帰国し、バレエダンサーが職業として生活できるようになることを目標とし、カンパニーを立ち上げたその情熱と夢と野望。
かつて熊川さんと対談した大さんに、その強烈な個性、理想や考え方は、大きな影響力を与えたのではないかと思う。
大さんが氷艶、滑走屋で見せてくれたスケーター、アイスショーそしてフィギュアスケートそのものの斬新な姿。
未知の世界を経験することで得られる新たな発見をもとに、さらなる成長へ結びつけようとする姿勢。
失敗を覚悟の上で求める新たな世界。
これまで経験してきたことすべてが今につながっている。
『滑走屋』で大さんが振付けをしている場面。
シェイリーン・ボーン、シェリル・ムラカミ、ミーシャ・ジーの姿が浮かんできた。
大さんがこれからどんな世界を創り上げていくのか、やはりここでも先駆者となるのか…。