すずが大騒ぎしていました。
大気が不安定なため、不安でいっぱいのすず。
すずは雷が大の苦手。きっとすずには遠くに発生した雷雲が分かったのだと思います。
我を忘れて泣き叫ぶすずを落ち着かせようとしますが、恐怖に囚われたすずには聞く耳がありません。
聞いてくれない、分かってくれない。それだけの恐怖に見舞われているすずを前に、途方に暮れてしまいました。
とにかく喉も裂けよと叫び続けるすずに、声を掛け続けるしかありません。
困ったねと声を掛けますが、困っているのは私。すずの恐怖を取り除いてやることが出来ないのです・・・知ったつもりでいたのに、分かったつもりでいたのに、なにもしてやれないなんて・・・
ほとほと困ったその時
傍らで寝ていたまるがやおら起き出し
すずに鼻キッス。
そして自分じゃ舐められない頭をペロペロ。
それが終わるとすずの隣で丸くなりました。
それを見てすずはやっと落ち着きを取り戻したのか泣き叫ぶのをやめ、よほど疲れたのか微睡みはじめたのでした。
いつもは水と油のまるとすずが、慈しみ励まし安心し従った・・・
なんと美しい姿よ!!
いざとなれば頼り頼られ、しっかり家族になっている。普段はふざけた態度で、それこそケンカばかりなのにいつの間にかちゃんと身についてる小さきものを守ろうとする心。
教えた訳じゃないのに、自然と行動できるまるに泣けた、今朝の出来事。
でもすずが落ち着いたのを見届けると、自分のお気に入りの場所にさっさと移動したけど(笑)お陰ですずはその後落ち着いて、ごはん食べてグーグー。優しいお姉ちゃんがいること、感謝しないといけないよ?
でもたぶん明日はまたいつも通りだね。君たちがそれでいいなら、ママもそれでいい。
仲良くケンカしな
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