最後に更新してから、2年3か月も経過していることに、まずは驚いた。
あれから、いろいろあった。
もう、鬱は克服した。会社も辞めずに続けられている。例の彼と最後にあったのは、2010年の6月だったと思う。それ以来、連絡もしていない。
少しずつ、書いていきたいと思う。
中絶して鬱になった苦しみは、なかなか(というか、ほとんど)他人には理解してもらえない。
「自分の都合で命を奪っておいて、何いってんの?」という感じなのだろう。
生まれてこなかった命からしたら、私は100%の加害者だ。
だから、苦しんで当然だ、と、自分でも思うし、他人もそう思うのだろう。
今も時々、苦しくなる。
だけど私は、中絶してようやく自分の心の問題にも気づくことができた。
私が抱えていた、心の闇、傷、自分をないがしろにしてきたこと。
自分を愛することができていなかったということに、ようやく気づけた。
「中絶されることをわかっていて、赤ちゃんはあなたのために来た」といったことを書いている人もいる。スピリチュアル的に言えば、そうなんだとか。
ときどき、そうかもしれない、と思う。
でも、そんなわけない、と思うときもある。
答えはまだ、出ていない。
でも、こんな私にもできることがある。
それは、迷っている人、中絶後につらい思いをしている人の、力になること。
私は、そういう仕事をしていきたいと、少しずつ思い始めている。