ニャッキの読書感想文
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コピペできないの、困る

タイトル部分はいいみたいなんだけど、この、本文スペースに何かをコピペしようとすると拒否される。
書誌事項とか、いちいち打ち込むの大変なときもあるし、漢字が自分では出せないこともある。
ほかにも、自分で書いた文章の位置を変えたくて切り取っただけなのに、ペーストできなかったのには驚いた。

迷惑だなー。
ほかのブログではこんな変な仕様ないよ…。

『ロリヰタ。』

嶽本野ばら、新潮社。
表題作のほか、書き下ろし『ハネ』も収録。

まずは『ロリヰタ。』の感想。
ロリータファッションを愛するけれど、ロリコンではない、スカートも履くけれど女装じゃない。
“乙女のカリスマ”と呼ばれる作家が主人公。
これって、モロ野ばらさん本人って感じ。
『世界の終わりという名の雑貨店』の主人公と同じ人?
愛する人が死んでしまって、作家になった。
…てことは、『ツインズ』で新興宗教の教祖の娘と狂ったような関係にある人?
じゃあ、あの娘とはどうなったんだー??

というのが気になるけれど、ま、それは置いといて。

今回の話では、彼は高校生を好きになってしまう。
と思ったら、実は小学生だった。
元々、小学生、中学生は恋愛の対象にならない、と言っていたのだけど、
小学生にまったく見えない子だったので恋に落ちてしまったのだ。

結局、小学生の女の子と自分との間の「好き」という気持ちには
質的に隔たりがあるし、もう何年かすれば自分のことは忘れてしまうだろうけど、
それでも“僕は君が好きだ”という思いを否定しようとはしない。
というお話。

『ハネ』のほうは、ロリータファッションが好きでクラスから浮いている女の子が
好きな男の子との約束を守るためだけに、表参道の露店で雑貨を売る話。
って、まとめるのはどうかと思うけど(^^ゞ
その男の子が交通事故で死んでしまったから、そうやって約束を守ることで
つながりを感じていたいってことかな?

二作とも、『ツインズ』みたいな非常識でついてけない恋愛ではないけれど、
ちょっとロリータファッションを愛し、誰が何と言おうと乙女の道を一人で進む。
というようなテーマに飽きてしまったかも。

唯一、めちゃめちゃ共感したのが、『ハネ』の次の文章。

どうして日本人選手が金メダルを獲ったことを知らないだけで、
そんなに激昂されなければならないのですか。
テレビや車内の中吊り広告を観ないのはいけないことなのですか。


『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん』

嶽本野ばら、小学館。

映画化されて存在を知った本。
映画も観に行きたかったんだよね。行きそびれたけれど。

茨城県下妻市に住むヤンキーとロリータの女の子の話。
ロリータちゃんが主人公で、彼女の視点で物語は進む。
ロココの精神を愛し、ロリータ服命!の女の子。
かなり変わっている(^^ゞ

でも、嶽本野ばらに出てくる女の子ってもっと変わっているのが
常だから、たいして驚かないけれど。
むしろ、ほかの子に比べたらノーマルなほうって気がする。

いつものようにお洋服のブランド名が横文字のまま書かれている。
今回はBABY,THE STARS SHINE BRIGHT というブランド。
相変わらず、聞いたことないし…。
まあ、ファッションには疎いから当たり前だけど。

やっぱりこの本はファッションがかなり重要だと思うので、
(ロリ服はなんとなく想像できても、ヤンキーの格好は説明されても思い浮かびにくかった)
映画をすっごく見たくなった。

嶽本野ばらにしては、予定調和っていうか、普通にハッピーエンドで読みやすかった。
いつもは何かキレちゃってる、イっちゃってる。
常人には理解できない主人公の心理。
って感じだからねー。

それにしても、「フィクションです」と書いてはあるけれど、
兵庫県尼崎市と茨城県下妻市からクレームが来ないのか心配になった。
「ジャージの国」とか「ヤンキーしかいない」とかさんざんなこと書いているんだもん。
笑えたけど。
両方とも全然、知らない土地だから、信じちゃうよ(笑)!?

☆追加☆
気になる映画のほうをTSUTAYAでさっそく借りてみた。
監督やスタッフのコメント付き映像でも言っていたけれど、
ヤンキー役の子がスタイルよくて(モデルだからね)、ヤンキー服を着こなしていた。
だから、おしゃれに見えちゃってる感じは否めなかったなー。
ホンモノのヤンキーはもっとダサいと思うんだけど←偏見(笑)?
原作では割と二枚目の人が笑える役になっていたな。
でも、原作の台詞とかに忠実で、なかなかよかった。

『毛糸に恋した』

群ようこ、幻冬舎文庫。

趣味の手編みについて、好きな糸、編み方、手編み友達などについて語ったもの。

割と詳しい話(毛糸の種類や編み針について、お気に入りの店など)もあるので、
実際に手編みを楽しんでいる人は、参考になるのでは。
でも、手編みなんてしたことなくて、「〇〇編み」と言われても、
「は?」としか思えない私でも楽しく読めた。

あとがきで「今は眼精疲労が激しいため、やっていない」とあった。
やっぱり、目は疲れそうだもんねー。
原稿を書く本業でも目を酷使しているのだし。

たぶん、無器用で面倒くさがりの私がやることは、一生ないと思うけれど、
「編み物の世界も楽しそうだなー♪」と思える本だった。


『ダウンタウンDXのお願い!名前を呼んで!』

読売テレビ&ワイズビジョン編。

バラエティー番組「ダウンタウンDX」の1コーナーだったらしい。
よく目にしているけれど、名前を知らないものについて、
ダウンタウンが「モノ自身」が出すヒントを聞きながら、
名前を当てていくやりとりを本にしたもの。

このコーナー自体は見たことがないんだけど、
番組は見たことがあるから、なんとなく想像できる。
二人とモノの会話が面白い。

「へぇ~。そんな名前なんだ」と感心するし、読み物としても楽しいし。
図書館の本棚でふと手にしたのだけど、かなりヒットだった。

『幸せ探しゲーム-女医さんの日記から-』

著者は、「ひまわりクリニック」の院長、森津純子さん。
お医者さんとは思えない明るく楽しい人で、このクリニックなら
行ってみたいと思った。
主にがんの医療相談とカウンセリングをやっているらしい。

医者と看護婦の裏話っぽい話もあるので、病院について
少し知識が増えたって感じかな?

でも、こんな優しい先生、めったにいない気がする。
先生のほうも患者をさばくのに精一杯でつんけんしちゃうんだろうけど。
花粉症で耳鼻科に初めて行ったときは2時間以上待たされて、
文句を言ったら「皆さん、もっと待ってます」と逆に叱られてさー。
まあ、その病院は二度と行かないけどね。

そういう経験も、優しい森津先生の話を読んで少し癒されたカナ。

『神様のボート』

江國香織、新潮社。

この作者、人気あるよね。
でも、以前、読んだ本(タイトル忘れた)がどうも入り込めなくて、
数ページで挫折したことがあったので、今回も緊張して読む。

やっぱり入り込めない雰囲気なんだけど、今回は何とか読めた。
失踪した恋人を、旅をしながら待ち続ける女性の話。
本人はいいけれど、小学校や中学校に通いながら1,2年ですぐ引っ越し、
転校させられる子供はたまったもんじゃないよね。
しかも、本当に会えるのかもわからないような行方知れずの恋人、
いくらパパだからって困るよね。

そんなママにとうとうついていけなくなって、女の子は
「高校は寮に入る」と言って、引っ越しを拒否。
ママは、あの人(女の子のパパ)が存在したという証拠がいなくなるようで、
不安になる。
「いつ死んでもいい」と生きることが虚しくなる。

結局、「あの人」に会えるのかなー?という興味だけでなんとか
読み続けたけれど、やっぱりこの人の小説にはついてけないかも。
こんな引っ越しばかりする人がママだったらイヤだし。
感情移入できなかった。
まあ、むかつくってほどではないけれど。

あ、でも、「殺人的な量の砂糖」が入っている缶コーヒーは飲まないくせに、
タバコは「栄養源」とかいってプカプカ吸っているのはむかついた。
はあ?
砂糖とタバコとどっちが身体に悪いか、考えたら??
って感じ。

JTがスポンサーのテレビドラマならいざしらず、小説にタバコを吸う人が
出てくるのは不愉快。

『ほんとに建つのかな』

内田春菊、祥伝社。

設計から関わって家を建てるなんてことは一生、縁がなさそうなので、
他人の「家を建てるまで」を見て、疑似体験♪

でも、内容は確かに家を建てるに当たっての話もあるけれど、
いちいち口を出してくる、うるさい義父との戦いの話のほうが多い。
こんなに漫画に描いちゃっていいのかな?
と読者が心配してしまうほどだけど、春菊さんならOKなのかな。

それにしても、家を建てるのって子供がいる場合といない場合で違うし、
さらにその子供が成長して家を出て行ったら、また新しい間取りに
したくなりそうだし、大変だなーと思った。
春菊さんは子供が3人いるってことで、かなり子供優先に考えた感じ。
でも、こういう人はお金あるから子供が成長したらリフォームすりゃいーのかな。

『ツインズ』

嶽本野ばら著、小学館。

『ミシン』に収録された短編『世界の終わりという名の雑貨店』の続編。
『世界の終わり…』を読んだのがかなり昔だからあまり覚えていない。
でも、けっこう好きだったような気がする。
映画化もされているようで、今度、見てみようっと。

それにしても、嶽本野ばらの本はかなりイッちゃってるから(^^;;;
覚悟はしていたけれど、この作品はちょっとねー。

前回で魂の双子である「君」が自殺してしまって、生きる気力を
失った主人公。
今回、存在の双子である「彼女」と出会って、生きる意味を見出す。
でもさー、この「彼女」、新興宗教の教祖の娘とかで悪魔教みたいな
儀式にハマっていて、常人にはついてけない。

主人公も、一度はその泥沼から抜け出すのに、結局は戻ってしまう。
どうしても常人には理解できないようなエンディングにしないと
気が済まないってことなのかなー。
理解不能だった…。

『気まずい二人』

三谷幸喜、角川文庫。

「月刊カドカワ」に連載された対談集。
人見知りの著者が、対談を重ねるにつれ、どのように
初対面の人と打ち解けるのが上手になったか?
を楽しみながら読むとよいそうです。
まえがきによると。

あとがきに“よく見かける対談はあまりに会話にリアリティーがない”
“会話の中身よりそのときの空気や雰囲気を感じ取ってもらいたい”
と、再構成した戯曲集なのだそうだ。
あと、(笑)マークは便利な発明品だけど、それに頼るのは劇作家として
ダメになる! ということで(笑)は1度も使わなかったんだって。
確かに、対談記事って(笑)ってよくあるもんね。
私もブログの記事からメールから、なんでも(笑)マーク多用している。
反省\(__ )

肝心の内容だけど、人見知りで会話に困っているようすが
よく現れていて、面白かった。
外出時に持って行ったら、行き帰りでほとんど読み終わった。
三谷幸喜の成長ぶりを知るために、こうやって一気に読むことを
オススメします♪