横岳、赤岳 ツクモグサを求めて その3 | Albireo Orangeのブログ

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生を得た証ってなんだろう?

ようやくにして横岳(奥の院)へと移動開始します。


目指す横岳(奥の院)です。山頂に2本の鉄柱が立っています。すでに三叉峰から少し移動しています。


タカネツメクサ


キバナシャクナゲ

シャクナゲに花は似ていても、植物としての大きさが全然違くて小さく、え?シャクナゲだよね?という出会い方になります💦


山頂まであと僅かです。

鉄梯子のところで、おばさま10名の団体が降り始めのところに遭遇し、声を掛けて先を譲ります。その後、三叉峰で再会し、なんとなくしばらく行動を一緒にしているかのような感じになりました(笑)


ミヤマダイコンソウ

まさかダイコンソウだと思って撮った写真ではありませんが、どうもそうだったようです。花弁の間の隙間具合とその隙間から萼片が見えているのが、ダイコンソウの特徴だと思ってましたが、ミヤマダイコンソウはそうでもないみたいです。


横岳(奥の院)山頂に到着。三叉峰から500mしかありませんが、所要時間は13分でした。

難所は先ほどの鉄梯子ぐらいです。花を探して下ばかりキョロキョロしていたのと、交互通行のため時間が掛かりました。ただ、渋滞していても楽しさが止まりません。


横岳から硫黄岳が目の前に見えます。ここで、硫黄岳にも寄ってみたくなったものの、ここから硫黄岳方面へは崖道をかなり急降下しないといけなく、登り戻りを考えると、今日は無理だなと諦めざるを得ませんでした。ここはその崖の始まる横岳の突端部です。


こちらが実際に降りていく登山路方面

この稜線、魅力的だなぁ


正面が硫黄岳のようです。私が硫黄岳に行きたくなるのが、この写真で伝わるはず。


恒例の360度のパノラマをどうぞ。



三叉峰まで戻ります。

さて、ここで計画変更です。

赤岳(写真中央の最高部)へと向かいます。なんとなくそんな気はしてましたが、あの稜線を見て知らぬふりが出来ませんでした💦

ここから赤岳へは岩場の上り下りが多くて、ロープ場も少なくありません。難しいというほどではありませんが、小柄の女性とかだと、足場の確保に困る方もいたりしました。体力はかなり使います。特に赤岳展望山荘に至る登りはキツくて長いです。


クモマナズナ


イワベンケイ


チシマアマナ


ヤツガタケキスミレ

ついに出会えました。砂礫地帯に生える黄色のスミレ。キバナノコマノツメとは間違いなく異なります。その他、タカネスミレとそっくりですが、分布域が異なります。

ヤツガタケキスミレはそんなに多くは咲いていませんでしたが、難所の登りをしてくるカップルとの交互通行を待っている間、ふと足元に見つけた一株です。他にもいくつかは見つけられました。


ウルップソウ


ミヤマシオガマ


ミヤマキンバイ


こんな感じの崖のヘリ歩きや岩の上り下りが続きます。


この先は奈落です(笑)


さっきの崖のヘリに立って真下を写した写真です。写真だと高所感が出ないんですよね?

ここで、ジャンプして空中写真を撮っている若者達を見掛けましたが、見てる方がハラハラしてしまいます。



さっきの断崖の先端に立つ登山者。私の後ろは難所の岩場で、降りてくる方達を先に下ろしてあげて、通過待ちです。女性が足が届かず難儀されてました。足場が見えない時は、身体の向きを前後逆にした方が案外下りやすいんですけどね。

ご夫婦さんのやり取りが面白かったので、失礼ながら笑ってしまいました(笑)


さきほどの難所の大岩の下に見つけたのが、ツクモグサです。突然の出会いに歓喜でしたが、残念ながらつぼんでいます。ツクモグサは陽を浴びないとつぼんでしまいます。特に横岳では崖西に自生していることが多いらしくて、割と時間の遅いタイミングでないと、陽を浴びれず綺麗に咲いた状態の花を見ることが難しいそうです。

この後も探しながらでしたが、状態の良い物には出会えませんでした。それでも満足です。


赤岳はまだまだ遠い。


こんな崖ばかりです。


ハクサンチドリ


中途半端ですが、長くなったため、一旦区切ります。つづく、、、