『活性化リンパ球療法』ー永松動物病院での再生医療の試み Part③その2ー | 新潟市西区の永松動物病院のブログ                     (航太先生の再生医療ブログ)

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犬猫の再生医療や思ったことをつらつらと書いてます。
活性化リンパ球療法や幹細胞移植なども行っております。

今回は前回の続きで『活性化リンパ球療法霧』についてお話ししますメモ


当院で行っている『活性化リンパ球療法霧』はCAT療法という分類に入りますメガネ

CAT療法とは(猫ブタネコのCATではありませんよ)CD3 Activated T Lymphocyte(CAT)の略名ですひらめき電球

同じような免疫細胞療法にLAK療法(Lymphokine-Activated Killer cell)というものがありますが、少し違いますサーチ

簡単に言うとCAT療法はLAK療法に「ひと手間宝石赤」を加える事でさらにTリンパ球を活性化させるアップ活性化リンパ球療法ですキラキラ

では、当院での活性化リンパ球療法の流れを見ていきましょう目

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① まず最初に、癌になったワンちゃんわんわんまたは猫ちゃんブタネコから採血します病院

② 採血した血液中からリンパ球を選択的に分離しますてんびん座

③ 分離したリンパ球を特殊な培養液中カクテルグラスで培養を始めます時計

④ そして、培養液に抗CD3抗体おにぎりやインターロイキン2(IL-2)ハンバーガーを追加し、さらに培養を続けます時計

これによりTリンパ球を活性化キラキラし、約1000倍に増殖させますクラッカー

⑤ 活性化したリンパ球を培養液から回収・洗浄をし、点滴剤として調剤しますアート

⑥ 癌になったワンちゃんわんわん猫ちゃんブタネコにこの活性化したリンパ球の入った点滴を静脈投与し体内に戻します病院


活性化させたリンパ球が癌細胞を攻撃している様子霧の顕微鏡動画ですカメラ
左上に小さく丸く映っているのが活性化リンパ球で、右下に大きく映っているのが癌細胞です。キラキラ



この活性化したリンパ球霧を体内に戻すことにより、免疫力が低下し癌になったワンちゃんわんわん猫ちゃんブタネコの免疫力を活性化キラキラし、癌の浸潤・増殖を抑える効果があると言われています本



他のメリットとしては『副作用がほとんどないニコニコ』、『他の治療法と併用可能OK』などがありますひらめき電球

『副作用がほとんどないニコニコ』とは自らのリンパ球を増殖して投与する訳なので、拒絶反応ドクロなど副作用の心配がほとんどありません合格

外科手術ドリル・化学療法(抗がん剤)手裏剣・放射線療法雷をしたいけれども体力が持たない車椅子・副作用が怖いガーンなどお考えの方には良いかもしれません星

例えば、『末期の癌車椅子で手の施しようが無いけれども何かしてあげたいあせる』と思う方にとっては希望の光晴れだと思いますひらめき電球

また、『他の治療法と併用可能OK』とは手術後ドリルの再発予防のみならず、化学療法(抗がん剤)手裏剣、放射線療法雷、漢方療法お茶などの治療法との併用で効果をあげている症例もあります本

特に、一部の化学療法(抗がん剤)手裏剣との併用は免疫学的観点から見ても相性が良くグッド!、相乗効果音譜が期待されますにひひ

このように『副作用がほとんどないニコニコ』、『他の治療法と併用可能OK』であるという反面てんびん座、『進行がんでは完治が難しいむっ』、『投与回数によっては費用が高額¥』といった面もありますしょぼん

もしさらに詳しい事が聞きたい方やご興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください電話


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