ヨガとタロットの松本典子です。
「アクトオブキリング」を見ました。

60年代、インドネシアにて100万人規模の大虐殺が行われた。
今も「英雄」として優雅に暮らすその実行者たちに、
「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」
と声をかけ、
過去の行為を再現していったことをきっかけに起こってきた変化をもたらしていくものを記録した
セミドキュメンタリーなのですが、、、
いやあね、、、
「カンタ!ティモール」
(東ティモールの先住民がインドネシア軍にひたすら虐殺される映画)
にひきつづき、
インドネシア怖すぎ!!!
インドネシアって、
土地的に農産物のほっといてもできるし、
地下資源にも恵まれている土地なのか、
命の重さが軽いんじゃあないかしら?
と感じましたね。。。
大量虐殺の実行者たちは、
「映画のヒーロー気分で殺した!」と意気揚々としていました。。。
貧しさゆえの葛藤とかないんかい!!!
物語は、
再演していく中で主人公に起こる変化を中心に描かれているのですが、、、
(殺される役をしたら、殺された人間の気持ちがわかるよね的なセラピー要素???)
なんかねぇ~
主人公の虐殺者のおじさんの顔に、
ワタシには、苦悩とか、屈折みたいなものが全くみられなかったのですよ。
変な言い方かもしれませんが、、、
「なんでこの人こんな悪いことしてるのに、きれいな顔してはるんやろ?」
と、、、
スピ的表現でで申し訳ないのですが、、、
「この人、この国は転生がまだ少ないんじゃあないんだろうか?」
むしろ
「今回が初めてなんか???」
って感じました~
インドネシアという土地の豊かさゆえに、
命の重さがだいぶん軽視されているのだろうなぁ~
とも思います。
圧倒的に「善」でありそうな「豊かさ」さえも
「いい」ものでも「わるい」ものでもないのでしょうねぇ、、、