こんにちは。安達です。
新年度が始まりました。
暦の上では淡々と毎日が過ぎていきますが、どことなく新しい気持ちになる感じがしますね。
先日、同じくピアノ指導をしている友人と会った時に『鍵盤に対する圧』のお話になりました。
先にこの会話の結果を言ってしまうと、誰しもたまにグランドピアノで弾く機会があるととても有効。よいということです。
ピアノは弾く時に、ハンマーがポンッと弦に当たる瞬間に音が鳴りますが、ヴァイオリンや他の楽器と違って、鳴った瞬間から音が減衰していきますので、いくら押し込んでも音が変化することはありません。
グランドピアノの場合には、ハンマーが下から上へポンッ。弦に当たって下へ戻ります。
アップライトの場合には盤が縦に入っているので、ポンッと鳴った後にハンマーを元の位置に戻す動きが加わります。
電子ピアノにはこれがありません。(タッチ感をピアノに近づけているものはあります)
そのために軽く感じてしまい、余計に押し込んでしまったり、音色よりも指を動かすことが目的となってしまうのです。
それでは指の運動をしながら音が鳴っているだけですので、理想的な演奏とは遠く、求める音色を出すことが難しくなります。
そこで、冒頭で申し上げた、時々はグランドピアノで弾く機会があると有効。となるのです。
機会というのは日々の練習で練習室を借りてみたり、発表会やコンクールでもそうですね。毎週のレッスンもそう。アップライトを借してくださるスタジオなんかもあります。ただ本番の舞台では
『えっ!鍵盤重過ぎ〜』
となっている間に曲が終わってしまい兼ねないので、普段から準備をしておく、これが大切ではないでしょうか。
努力は必ず報われるとは正直なところ言えませんが、努力をしなければ報われるものも報われませんので、チャンスを失わないように。と思います。
最後に生徒さんから可愛いお花のアレンジメントを頂いたので掲載ご自宅の近くにこちらのお花屋さんがあるそう。きっと素敵なお店なんだろうな〜
(写真が下手ですが実物はもっと綺麗)
https://piano-ay.jimdofree.com