10ｗ3ｄ不妊治療クリニック卒業

先週、10ｗ3ｄで不妊治療のクリニックを卒業しました。
初診からちょうど２か月。
こんなに早くこの日を迎えることが出来るとは、２か月前の私には夢のようです。
今でも時々妊娠しているというのは夢なんじゃないかと思う時がありますが。

卒業の日、血圧測定と尿検査をして内診へ。
赤ちゃんは27.5㎜に成長していました。
心音を聞くのはこの日で3回目。元気でした。
初めて心音を聞いたときは、「あ～生きてるんだ」と感動してうるっときました。

この日は初めて赤ちゃんが動いているのも見えました。
手足をもぞもぞと動かし、もうしっかり人間です。

その後、診察へ。
初診の時から一番お世話になっている先生。
いつもの穏やかな笑顔で「おめでとうございます」と言われると、もう先生に会えなくなるのが寂しくも感じました。
体外受精を決意した時、いくつか候補がある中から選んだクリニックですがここにして本当に良かった。
不妊治療ではとても有名な所ですが、技術だけではなく人の温かさがあるクリニックでした。

最後に看護師さんとのお話。
紹介状、妊娠中・出産後に送るアンケート、そして卒業のプレゼントまで頂きました。

初めて会う看護師さんでしたが、これまた優しい笑顔。
「ここまで大変でしたね。お腹の赤ちゃん、元気に出産されることを私たちも楽しみにしていますからね。卒業の時の患者さんの笑顔を見るのが一番嬉しいんですよ。」

などなど、温かい言葉をかけて頂き、涙が。
すかさずティッシュをくれました。
皆さんここで泣くんでしょうね。

私は一回の採卵・移植で卒業できたので、もっともっと辛い思いをしての卒業をする人がいると思うのですが、それでもこれまでの「一生赤ちゃんできないかも」と悩んだ日々を振り返ると特別な日になりました。

最後に、お会計。
参考までに・・・

総額、約56万円でした。

転院した時、100万円は覚悟していたのでだいぶ助かりました。
私が費用のことを気にするので主人は気を遣ってなのか、「もともとなかったと思えばいい」「そのために独身時代貯めたと思えばいいでしょ」などといつも言ってくれました。
感謝。

医療費控除、どのくらい戻ってくるかな


気が早すぎますが、二人目もこのクリニックにお世話になりたいな。
転勤してたら無理ですが・・・


一年前、ちょうど主人に赤ちゃんがほしいと話してベビ待ちを始めた頃。
まさか一年後、体外受精で妊娠しているとはこれっぽっちも考えていませんでした。

タイミング法を10回も粘らず半年くらいで見切りをつけていたら辛い期間も短かったかもと思うことがあります。でもその期間は体外受精に踏み切るために必要な時間だったかなと思います。

やはりこのような治療を受けるのは精神的、時間的、金銭的に軽い気持ちで決断できることではありません。

授かれない期間、夫婦で話し合い苦しんだ分、主人はお腹の赤ちゃんをとても可愛がってくれます。
きっとすぐに妊娠していたらちょっと違ったんじゃないかな。

ベビ待ち期間は夫婦にとって無駄じゃなかった。
きっと生まれてきたら大変なこともたくさんあるけど「赤ちゃんがほしい」と望んだ気持ちを思い出し、乗り越えていくんじゃないかなと思っています。

私は強い人間ではないので、強い母になるための時間を与えられたのかなと。

出産後予定日は1月3日。

里帰り出産の予定です。希望の産院はとても人気なところなので、予定日を先生に聞いて5wの終わり頃予約しました。自然妊娠だとまだ予定日確定できない頃だと思うので、それについては得しました


ブログで治療の経過を書いたり、気持ちを吐き出したり、いいねやコメントを頂いてとても励まされました。
結構悩んで始めたブログでしたが、始めて本当に良かったです。
ありがとうございました！！

今後ブログを続けるかは悩み中です・・・



赤ちゃんを望むすべての夫婦のところに元気な赤ちゃんがやってきますように。
不妊で悩む夫婦が少しでも早く元気な赤ちゃんを授かれますように。

心から願っています。