COCO KARAです。
New York is back!(ニューヨークが戻って来た!)
このセリフが飛び交ったのは、週末の夜にライブハウスでブルースを聞いていた時のこと。テーブルは満席、立ち見のお客さん達も多くいる中で、最後の曲が絶好調に盛り上がって終わった瞬間、観客達が感極まって叫んだの。
そしてこの言葉は、テレビの中でも、市内のあちこちでも聞かれるようになった。
たとえばパンデミック中は閉まっていたラジオ・シティがオープンして、恒例のクリスマス・スぺクタキュラー・ショーが戻ってきたのだけれど、会場を出てきたお客さんはテレビのインタビュアーに、
「これを待ってたのよ。これを見ないとクリスマス・シーズンって感じがしないもの!このショーは私と私の家族にとって、とても大切なものなの」と目に涙を浮かべながら言っていた。
そしてマディソン・スクエア・ガーデンに、ビリー・ジョエルのコンサートが戻ってきた。
コンサートを観てきた人の一人が「ビリー・ジョエルをマジソン・スクエア・ガーデンでまた観れる日を俺は一年以上も待ってたんだよ」と弾んだ声でインタビュアーに言っていた。
そして私もグリニッジビレッジのバーで、お気に入りのバンドのブルースを聞きながら、友達とビールを飲んでしみじみ幸せ。
私はラジオ・シティで「くるみ割り人形」を観ることよりも、マディソン・スクエア・ガーデンで大御所のコンサートを聞くことよりも、小さなバーでローカルバンドの演奏を聞くほうが好き。(でもビリー・ジョエルは近々行く)
それでも人々が、それぞれお気に入りのニューヨークの催しを、パンデミック前と同様に楽しめるようになったのが、とても嬉しい。何て言うか、そこかしこで人々が喜んでいる空気みたいなのを感じる。
コンサート会場の入り口ではワクチン接種証明と写真付きのIDを見せないといけなかったりと、以前と違うところもあるけれど、それでもいいの。以前の当たり前が全然当たり前じゃないと今はもう知ったから。
ともかくグリニッジビレッジの週末の夜は今は人、人、人であふれている。
この頃のグリニッジビレッジの変化の一つは、LGBTの権利保護の活動家のマーシャ・P・ジョンソンの銅像がグリニッジビレッジのストーンウォールの前の広場に設置されたことです。
なぶり殺しのような状態でハドソン川に浮かんでいたマーシャさん、あなたのお陰で自由になった人達がいっぱいいます。
この写真を撮っていたらこの広場にいた人達がとても優しく私に微笑みかけてくれた。なんだかマーシャの笑顔みたいで嬉しかったな。
その後匂いに釣られて入った、KARAKATTA(230 Thompson St, New York, NY 10012) でラーメン食べて、、、美味しい、、、辛いけれど、いや、辛くて美味しい、、、
その後ROCCO's(243 Bleecker St, New York, NY 10014)の中庭でレモンタルトを頬張る。一口目から罪悪感を感じる甘さ。でも今はこの幸せに見をゆだねよう。
ではまた後程!
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