静かな一日 | ニューヨーク COCO KARA Diary

ニューヨーク COCO KARA Diary

ニューヨークに住む COCO KARA です。画家をしています。
日々の暮らしで体験したことや感じたことをお届けします。

COCO KARAです。

 

このところ忙し過ぎました。

今日は久しぶりに何もしないで良い日。

というか誰かのために何かするのでなく、気の向くまま全部自分の好きにしていい日。

 

ということで昼近くまで寝た後、午後は掃除、そして夕方からは散歩しました。

 

 

ゆっくり歩いている間にとりとめのないことが心に浮かびました。

 

なぜか思い出したのは日本にいた頃の職場の先輩。彼は仕事が出来る上に、含蓄のある話をしては女性を落とすことに長けた男性でした。

 

彼とはもう20年来の知り合いで、彼がまだ若い頃に付き合っていた彼女から最初の奥さん、そして2番目にして現在奥さんまで、全部知っています。

 

若い頃に付き合っていた彼女は今で言えばAKBのセンターですか?と思う程の群を抜いたかわい子ちゃん。

彼女とは何度か飲み会の席などで顔を合わせているのですが、顔がかわいいということの他にはキャピキャピしてる、という印象しかありません。

 

次に結婚した女性はクールな印象の、恋の駆け引きがうまいツンデレタイプ。

 

そして現在の奥さんは彼が初めて就職した職場の先輩。

彼が職場を辞めて、独立した後も仕事の付き合いのあった女性です。

彼と互角に渡り合える程に仕事が出来て、特別愛想も良くなく、かと言って無愛想でもなく、笑いたい時に笑い、彼が失礼なことをすれば「それは失礼だよ」と指摘できる人でした。

 

 

今にして思うのですが、彼はとてもモテる男性だと思っていましたが、本当に愛する人と結婚するまでかなりの長い時間が掛かったのではないかと。

 

他人のことなので、もちろん当たっていないかもしれません。

 

だけど、彼が若い頃に、キャピキャピと付き合っていた頃も、最初の奥さんと結婚した時も、今の奥さんは仕事仲間として周辺にいて、彼が彼女の名前を口にする時には明らかにその声音の中に「尊敬」の響きがありました。

 

若い頃には連れて歩くのに自慢できる女性に魅かれることもあるでしょうし、恋の駆け引きにからめ取られることもあるでしょう。

 

けれど数年して恋がしぼんだ後に何が残るのか?

 

以前に書いた記事「14年目の答え合わせ」の中でも書いたのですが、ある人と長くつきあっていくと、色々なことが見えてくるように思います。

 

その人の若い頃だけでなく、その後の人生でその人がどう変わったかとか、いや変わっているように見えて芯の部分はは全く変わっていなくて、ただその人が表に見せることをためらっていたことが、輪郭を持って割とはっきり見えてきたのかな、などと思ったりします。

 

 

それではまた後程!ウインク

 

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