松山千春「旅立ち」… | 城島充の物書き的日常

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締めきり間際の原稿を書くとき、

煮詰まると、いつも御世話になっている

お店でアルコールで脳みそを柔らかくしながら(?)

あれこれ言葉を選択することが多いのですが、

今日はそのお店でなぜか、

ふだんはかからない長渕剛さんや松山千春さんの

昔の曲をかけていただいて…。


長渕さんの初期のころの作品も懐かしかったのですが、

松山千春さんのデビュー曲である(…と記憶しているのですが

まちがっていたらすみません)

「旅立ち」がかかったときはキーボードを叩くことも忘れて

しばし物思いにふけりました。


もう10年以上、聞いていなかった曲です。


なんだ、この感覚は…。


不思議な感情移入をしてしまいました。

今の自分の状況を重ねたのか、

それとも昔の記憶を重ねたのか…。


なんだかよくわかりませんが、

ともかく、なんだかしんみりとした感覚になりました。


ほかにも尾崎豊さんのトリビュートアルバムなんかをかけていただき

宇多田ヒカルさんやMr.Children、槇原敬之さんの世界観に

オリジナリティを越えるほどの才能を感じました。


…で、パソコンのキーボードを叩く指の動きは止まってしまい…


目の前の原稿は進みませんが、

それ以上に大切ななにかを胸に刻んだような気がしました。


才能ってなんだ?

それって、努力によって手にできるものではないのか…。


今、書こうしているのは、

人が羨む天賦の才に恵まれ、

不断の努力を重ねてきたトップアスリートの

葛藤、そして決意についての原稿です。


天才とはなにか。

天才をコントロールできる能力は存在するのか。


どんどん懐かしい曲から離れた疑問がわいたりしました。


それにしても、

松山千春さんの「旅立ち」…。


人生は不可思議です。



城島