本ブログ「特選街情報 NX-Station Blog」について、過去に投稿した記事のリンクをチェックして最新化する作業を行いました。リンク先のWebページが無くなっているものはリンクを外し「旧URL」と付記した上でURLをテキストで記載しています。自動遷移などで後継のページがあることが分かった場合にはリンクを更新しています。
今回、更新作業をしながら私が気づいたことや考えたことを以下に書いておきます。
ニュース等で事情は何となく分かっているのですがサイトがエラーページのままであったり、サービス終了のアナウンスもなくドメインが廃止されてしまっていることを見つけると残念さと寂しさを感じます。今まで見てきた感じではサイトオーナーが小規模組織の雇われだったところ、あるいは個人サイトだったところは突然消滅しやすい傾向にあります。
大企業では事前にWebサイトのリニューアルもしくはサービス終了のお知らせを発信して、しばらく新ドメインWebページへ自動遷移させています。かなり日数が経過してから自動遷移を止めて旧ドメインが廃止されたことを告知して、Webページを停止してから十分な日数を開けてドメイン契約を解約しているようです。
前回リンクのメンテナンスをした後、今回までにNECパーソナルコンピュータが運営している「NECダイレクト」(nec-lavie.jp)ではURL変更を実施していました。
以前のショッピングサイトのURL https://www.nec-lavie.jp/shop/
現在のショッピングサイトのURL https://www.nec-lavie.jp/
と「shop」の文字列を削除し、「www.nec-lavie.jp」自体がショッピングサイトと製品情報サイトと融合するUIになりました。NEC得選街のビジネスPCの販売機能が2月中旬からは全面的に移管されるようなので変更が進められているものとみています。
LenovoのWebと同様のスタイルでフラットに個人向け(スタンダード、ゲーミングなど)とビジネス向けをメニューに並べようとしているのかもしれません。
各社Webサイトではサブドメインや国別ドメインのコンテンツをグローバルドメインに移す動きが加速しています。これはドメインが持つ力を一つに結集して、ブランド力向上と検索上位を狙って行こうというSEO対策です。
例
https://www.example.com
https://www.example.jp
https://products.example.com
↓
https://www.example.com/
https://www.example.com/en-us/
https://www.example.com/en-us/products
https://www.example.com/ja-jp/
https://www.example.com/ja-jp/products
example.comの傘下にコンテンツが集合していて、被リンクやアクセス実績はexample.comドメインになるのです。
製品やサービスを紹介する際に、現地の法律や商習慣に合わせてコンテンツも地域・言語で変えなければならないのでURIを分けて公開します。URLにパラメーターを含めて分ける方法やブラウザの言語で自動判別させる方法もありますが、その場合は固定リンクとして明示しにくいです。
製品やサービスで独自ドメインを所有したり、組織ごとに権限管理の都合でサブドメインを分けてしまっているようなケースがありますがユーザーにはメリットがないばかりかドメインのパワーが分散してしまうので止めたほうがいいでしょう。すぐに事業売却する予定があるなら仕方がないですけど。
グローバルで1ドメインだと管理や権限移譲が煩雑になるとの懸念があります。Webサーバーを物理マシンOS上に直接構築していた時期は各サーバーを国ごとに設置・管理する都合にあっていましたが現在は仮想化技術が進んでクラウドサービス上に構築したWebサーバーを公開するので制約が少なくなっています。CMSの権限割り当てを人事管理と連動していく流れです。