本日の仕事術は、師走に際してどっしりと構えて2024年を迎えるために何かに追われている幻想を取払うをお伝えします。
師走（しわす）：師匠といえども趨走（すうそう、走り回る）する月。
焦って急いだりすることは事故のもとなので冷静に平常心で対応していくべきということです。
・今年中に済ませてしまいたいことがあったらその代わりに来年に持ち越すことを決めましょう。スケジュールの再設定が大切です。
・仕掛かりを不完全な状態で終わったことにするのはやめましょう。後でチェックしてやり直すのは労多くして功少なしです。
・今年の仕事を振り返ることが充足感を得るためにも、来年につなげるためにも大切です。日常業務に追われっぱなしだとしたら、根本的な部分で改善が必要です。
次の目標を設定する際には、達成度を途中で計測可能な指標を使うように心がけましょう。何となく課題があるような感覚や締め切りに追われる感覚から、積み重ねで進捗が分かるようにしておくと自分も周囲も安心です。
今年の目標で苦しんでいたら目標は早めに捨てて課題を抽出して新目標を設定して来年にかけたほうがよいと思います。負の状態から正の状態へ回復させる手腕というのは仕事ができるように見えるものです。プロ経営者の中にはビジネスパーソンとしてこのテクニックを多用して上り詰めた人が多い印象です。着任後すぐに失敗して、それをリカバリーして見せる方法で成り上がっています。自責にならないような政界情勢や天災のような理由で失敗して、あたかも新しいアイデアで成功して回復させたようにふるまうのです。一方で長年同じ部署で手堅く現状維持している人は平均以下の評価で、居ても居なくても変わらないとひどく扱われがちです。
個人業績で自己目標を設定できる場合には上手に目標を達成して2023年を締めくくり、2024年もガッチリやっていきたいものですね。
以上、仕事術 何かに追われている幻想を取払う でした。