NEC VersaPro VB-5 + Lenovo ThinkPad X390合体 | 特選街情報 NX-Station Blog

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Windows11がネイティブに動作するノートPCが欲しかったので探していたところ、激安で出品物があったのでそれぞれ物を入手して組み立てました。今日は液晶表示不良のNEC VersaPro VB-5のジャンク品のボディと不動品のLenovo ThinkPad X390合体の天板・液晶パネルの上半身を合体させて復活しました。もちろんどちらのメーカーも保証していない改造行為です。

 

NEC VersaPro VB-5 + Lenovo ThinkPad X390合体

 

パームレストやキーボードはVersaPro VB-5で、画面とカメラや天板はThinkPad X390というなかなか無い構成で組み立てています。VB-5は13.3インチでシステムボードなどのハードウェアの主要パーツはX390と共通で、ファームウェアなどのシステム周りはNEC向けのパーツが使われています。

 

分解手順などはレノボ公式のハードウェア保守マニュアルとビデオがあるので見ながら作業すれば初めてでもできる作業です。作業の難しさは、NECPCの方の情報がほとんど公開されていないこと、実機取扱いの力の入れ加減が難しいことです。

 

ThinkPad T490およびX390ハードウェア保守マニュアル

取り付け、取り外し動画 - ThinkPad X390 (20Q0, 20Q)

 

 

マニュアルに記述の無い範囲で自己検証したことのメモです。

最初は同じ13.3インチのThinkPad 13の液晶を流用できるかな、手元にあまりがあるから使えたらいいなと思っていたのですがやはりダメでした。フレーム形状とサイズが5mmほど違っていたので固定できません。たいていThinkPad13のほうがジャンク品が安いのですが流用できないです。補修部品の輸入パーツを買うときはきちんと対応している機種を選んだほうがいいですね。

 

液晶パネルは天板の内側にフレームで固定されています。VB-5もX390も同様です。天板とフレームはプラスチック製の爪だけでなく両面接着テープを使って隙間なく固定されているのでフレームと液晶パネルを外すのが大変でした。ジャンク品から取り外しだと手間はかかりますが1万円以内で済みました。液晶割れや液漏れ・滲みはメーカー修理だとパネル交換になって10万円ほど費用が掛かります。街中の修理店では3~5万円ほどでしょうか。

 

BIOSの表示に指紋センサーがあったので使えるのかと思ったら非搭載のモデルでした。カスタマイズ時に確か1000円~3000円くらいで搭載できたはずなのに搭載していないとは。後付けで内蔵するのはパーツの入手が困難です。USB外付けだと持ち運び時に邪魔なだけでなくUSBポートの破損の原因にもなります。私の対処としてはVB-5にThinkPad X390の顔認証 IRカメラ搭載を組み合わせてWindows Hello認証を利用しています。

 

VB-5もX390と同じようにWWANスロットがある機種ですが、ここにSSDを搭載して利用することはできませんでした。信号が足りないかホワイトリストで動作するWWANカードを決め打ちしているのかもしれません。

 

VB-5もM.2 SSDは幅22mmで長さ42mmの「Type2242」と幅22mm、長さ80mmの「Type2280」の両方に対応しています。2242サイズのマウント金具が付属していれば固定可能です。金具がない時は別途購入するか、2280サイズをそのままネジ止めすればOKです。ジャンク品はSSDが外されていることが多く、一緒に金具も外されてしまっていることもあります。よくわかっている中古ショップだと他に使えない専用金具やネジはテープ止めしたりして付けてくれているのでそういうなるべくショップを利用します。

 

現在の中古相場だとThinkPad X390が5万円弱、VersaPro VB-5が4万円前後です。液晶パネル単体は1万円前後です。中古品やジャンク品を上手くカスタムすると用途に合った構成を安く作れます。

 

 

 

 

 

 

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