記事内リンクの更新 | 特選街情報 NX-Station Blog

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特選街情報 NX-Station Blogは30年以上の製品選定の経験に基いてパソコン、デジモノ、家電の購入の経験、そのほか日々の記録のブログです。製品についての所感、評価、クーポン&特価情報やスペックの比較をしています。

当ブログ「特選街情報 NX-Station Blog」で紹介した製品のWebページに関して定期的に確認作業をしています。ブログの記事内のリンクをチェックして、リンク切れの解消作業を行いました。一部は後継ページのURLに変更して記事を更新しました。

 

 

 

 

持続可能な開発目標(SDGs)を標榜して事業活動する組織でも、持続性が脆く平気でドメインやURLを変えてしまいます。

 

最近もドメイン絡みでニュースになっていますが、政府や大手企業は新規サービスや事業化の際に新ドメインを取得して、組織や担当者の異動に伴って管理がされなくなる、突然廃止されるといったことがこれまでも起きています。インターネット上の住所に当たるドメインはとても重要な権利で、登録しているレジストラに管理料を払わないと放棄したとみなされて第三者に売り出されてしまいます。ドメインが有名になるとそれ自体が看板の役割も持ちます。

 

登録されてからの年数が経過していて、リンクされている数(被リンク数)が多いドメインは、検索エンジンの評価が高いため、売りに出るとすぐに買い手が付きます。近年はレジストラが収益化のためにオークション方式で売り出すのでうっかり手放してしまうと取り戻すのに多額の費用が掛かるのです。

 

ドメインには目には見えないですが、信用度が蓄積しています。ここでいう信用度とは利用者側が使うための許可した様々な設定を指します。例えば、それぞれの組織が運営している情報セキュリティの許可リスト方式のWebアクセスフィルターに許可されているかということに表れます。個々のデバイスに関しては、資格情報、クッキーの許可やスクリプトの実行許可になります。ID、パスワードでログインしているサイトのドメインであれば、パスワードマネージャーからID、パスワードが送出されます。アプリで利用しているドメインであればデータ送受信もするでしょう。eメールやメッセージのやり取りに使っていたドメインなら後からドメインを取得した人が引き継いで利用することも可能です。

 

セキュリティ問題になると予想されるのは第三者のドメインの取得者が悪意を持っていた場合、同様のWebサイトを運営して資格情報(ID、パスワードなど)と個人情報を容易に収集できることです。そして、よくあるIDにメールアドレスを使うサービスの場合、パスワードを使いまわしていると、他のドメインのサービスのID、パスワードを次々に破られることになります。金融サービスであれば金銭的な損害も発生します。

 

ドメインの権利者が変わりサイト運営者が変わっても通常はそれに気づくこともないですし、リセットするプロセスもないので許可されたままとなっています。今は定期的にリンクをチェックするとリンク切れを起点として気付くことになります。本当はパスワードマネージャーやアクセス許可をしているような特別なドメインは運営者の状況(変更や与信状態)をチェックしないといけない時期に来ているかもしれません。