一日中スマホを手放せずにスマホの通知で行動を制御されて奴隷のようになっていることに気付いて、デジタルデトックスをしようという話題が度々上がります。
SNSでつながっている人に素早く「いいね」を付けるとか、コメントするとか、その時は盛り上がるのですが段々と作業的になっていき面白さは薄れていきます。SNSサービス提供者は人々を引き付けるためにレスポンスを付けあう仕組みを搭載していますが、他人からどう思われているかを気にする特性を利用したものです。
AIチャットがあるくらいなので、自動的に自分のキャラクターに合うレスポンスする仕組みも作れる時代です。自分自身で割り切って他人の評判を気にしなくてもよくなれれば自動返信させるのもありかなと思っています。すぐにはそこまで出来ない場合にはおすすめなのがSNSをチェック・返信する時間を決めてその時間だけ応答する方法です。
動画を延々と見続けてしまう場合の対処方法も1日の視聴時間を決めることが有効です。お気に入りの配信者のチャンネルは「チャンネル登録」して新着動画があったら自分の決めた時間だけ視聴して途中で止めておき、翌日続きを見るようにします。加えて効果が絶大なのがYoutubeで「おすすめ動画」で嗜好に合わないサムネやタイトルを見たら「チャンネルをおすすめに表示しない」に指定する方法です。ちょっと見てから途中で視聴を止めればいいやと考えると後に見どころがあるかもと延々と見続けることになり時間を浪費してしまうので、タイトルやサムネで嫌悪感があったら表示しない指定してしまいます。一発アウト制で困ったことは無いです。映像業界で仕事をしているならともかく一般人が視聴しなければならない動画などはないのです。
最新情報や社会ニュースに関しても瞬時に遅れることなくチェックしておかなければならないようなことはほとんどありません。紛争や政治的な争い、事件や事故はいつでもどこかで起きています。試合があれば勝者と敗者、順位が付きます。ポータルサイトのニュースは利用者個人の興味関心を分析して、アクセスを増やすために類似のニュースを次々に表示するようになっています。そのことを意識していないと自分の興味関心が世の中でも興味が持たれているとか常識だと錯覚しがちです。
ニュースをチェックしなくてよいと言いましたが、例外はあります。ニュースに反応して動くFXや為替、短期の株式投資などをしている場合には損益に直結するので瞬時に遅れることなくチェックしておかなければならない場合があります。重要な政策や指標が発表されるスケジュールも把握しておいて相場の急変に備えるべきです。
基本的にスマホ、PCは利用者の時間を奪うように設計されています。自分の意志でコントロールしないと際限なくメディアに接触し続けることになってしまいます。別の機会に詳しく書こうと思いますがアプリのインストールも厳選した方がよいです。アプリからの通知が増えて、せっかく置いたスマホを再び手にしがちです。
継続できるデジタルデトックス
・SNSに応答する時間を決めてその時間だけ応答する
・おすすめ動画に嫌悪感があったら視聴せずに「チャンネルをおすすめに表示しない」に指定する
・スマホでニュースはチェックしない (PCでも時間を決める)