年末に機器の整理をしていて見つけた外付けの2.5インチHDD 250GB。10年くらい読書はおろか通電すらせずに保管していたものですが生きているかチェックしました。
以下の記事にあるように賞品として頂いたものなので使わなくなった後も乾燥した静かな場所で大切にしまってありました。
皆勤エントリー賞 受賞『HP 2133 Mini-Note PC』モニターコンテスト (2009/01/27)
外観は使用感がそれなりにありますが、ケーブルや専用ケースも一緒にとってあったので写真を撮った後にPCに接続してみました。
USBケーブルをPCに接続するとHDDがスピンアップしてドライブが回転している振動が感じられましたので通電はOK。Windowsにドライブとしても認識されました。
CrystalDiskInfoの健康状態チェックでも正常を示していました。
肝心のデータの方はというと、やや難といった感じでした。このドライブのデータを読み取り、別のドライブにコピーしたところ、いくつかのフォルダ、ファイルでリトライ動作が繰り返されて該当データは読み取りできずに失われました。中身のデータは重要度の低い予備の予備という位置付けでテンポラリとして使用していたものだったので実害はありませんでした。部分的にプラッターの磁気が弱くなって読み取りできなくなったような印象です。
大切なデータをHDDを長期間保存する場合には複数の装置に複製して、1年とかの単位で定期的にデータの読書を実施してチェックと書込み直しをした方がよさそうです。HDDに拘らずにSSD、USBメモリ、SDメモリ、Blu-ray、データバックアップ用テープ(LTO)など種類を変えて保管しておいた方が媒体、読取装置の劣化や故障を乗り越えられるかもしれません。
今回のHDDはフォーマットした後で別のドライブにコピーしておいたデータを書き戻しておきます。
製品マニュアル:
容量 250GB
回転速度 5400RPM
インタフェース USB 2.0/1.1