仕事術 URLの安定性を維持する | 特選街情報 NX-Station Blog

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 年度末と並んで年末はWebサイトのリニューアルが盛んです。本日の仕事術は URLの安定性を維持する です。

 Webサイトの外注費は経費として使えるため調整がしやすいので決算期に向けて実施されることが増える傾向にあります。デザインの見た目だけを変更するリニューアルとURL変更を伴うWebシステム自体を入れ替えるリニューアルの二つに分けたときに今日の話題は後者です。

 

 

 WebシステムにCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)を採用すると、HTMLを記述することなくWebサイトを運営することが可能になり、一般職の人、非Web系のクリエーターが作成できるので中身に集中できるメリットがあります。CMSを導入した場合にはCMSの命名規則で生成されるURLになり、サイト構成も変更されるのが通例です。その時に旧URLから新URLへのページ遷移を正しく設定していない場合に、サーチエンジンの評価を失います。ノーコードやローコードを売りにしたCMSを導入する場合、新旧URLの移行を考慮せずに切替てしまうこともありそうなので注意を喚起したいと思います。新しいCMSにしたのにアクセスが少ないとか、検索順位が下がったといった問題を起こさないように、URLの変更をなるべくしないようにする、変更しなければならないときには適切に遷移させることが大切です。できればトップページへ遷移は避けて、後継のページに遷移させたほうが良いです。

 

 組織の統廃合の場合には担当者の交代なども伴い古いコンテンツに思い入れのある人もいなくなりがちですが、古いコンテンツの評価の上に築かれた検索結果を無駄にしない方がよいでしょう。新規事業に合わせて新ドメインを作って運用した経験があると、初速がなかなか得られずに困ったことがあると思います。評価の高い既存ページからのリンクでアクセスを誘導するためにもドメイン、URLは変えずに残すべきです。放棄したドメインを第三者が取得して悪性サイトを開設するようなセキュリティ問題を避けることもできます。

 

 

以上、仕事術 URLの安定性を維持する でした。