やっぱりWindows起動ドライブはHDDには戻せない | 特選街情報 NX-Station Blog

特選街情報 NX-Station Blog

特選街情報 NX-Station Blogは30年以上の製品選定の経験に基いてパソコン、デジモノ、家電の購入の経験、そのほか日々の記録のブログです。製品についての所感、評価、クーポン&特価情報やスペックの比較をしています。

10年以上前からSSDを起動ドライブにするPC生活をしてきたのですが、いまさらながら余っているHDDをWindows起動ドライブとして活用できるか試してみました。

160 GB SATA 2.5 in 5400rpm 9.5mm厚のハードディスクドライブ(HDD) [型番:WDC WD1600BEVT-22ZCT0]を組み込んだ省スペースビジネスPC MATE MCのWindows10のパフォーマンス表示です。

 

ディスクのパフォーマンス HDD

 

Windows起動後、タスクマネージャを開いただけで転送速度は10MB/秒で100%に張り付いた状態になりました。Windows Updateや重たいアプリの起動には時間がかかります。

先日もMicrosoftはPCメーカーに対してWindowsのHDDからの起動のサポートを止めることを打診しているという情報がネットを駆け回っています。実際のところ発売されるPCのうちにSSD搭載がほぼ占めていて、起動ドライブとしてHDD搭載は僅かになりました。しかし、HDDの起動ドライブのサポートを止めることに反対しているメーカーがある模様です。

利用者の立場としてはWindowsの起動ドライブがHDDではユーザー体験として最悪です。PCにとってもOS Windowsやアプリ Officeなどにとっても待ち時間が長くよい印象は持ちません。ユーザーがクリックするたび、ファイルの読書き処理(I/O)をするたびに待たされます。HDDの待ち時間にCPU、GPU、メモリは活用されていない状態です。ついでに言うとPCのユーザーも待ち状態です。PCの起動やWindows Updateの再起動の際に長めに休憩することができるレベルになります。

起動ドライブとしてHDDの活用は諦めて、外付けHDDケースに入れて重要なデータを保存するストレージの一つとして利用してみようと思います。SSDは通電しなくても経年で電荷が抜けて記録データが破損してしまいますが、HDDは磁気でデータを記録しているので通電しなくても長期保存できると思います。HDDの稼働部品のヘッドやモーターの固着が心配ですが試してみます。
3-2-1バックアップルールの異なるメディアにオフラインで保管の実践の一つの方法です。