仕事術 プログラミングの素養を身に着ける | 特選街情報 NX-Station Blog

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本日の仕事術はプログラミングの素養を身に着けるをお届けします。

プログラミングのコードを打ち込むコーディング作業の部分をプログラミングだと誤解している人がいますがタイピング能力を鍛えてもプログラミングの素養を身に着けるうえではごくわずかしか効果がないです。基礎となる資質はプログラムの全体の流れを構想する力、効率よく処理を考える力です。つまり、法則性を見つけることがとても大切です。なお、誤解しないでもらいたいのが学校やプログラミングコンテストでは短時間で答えを出すことが求められるので、最低限のスキルとしてある程度の速さと正確なタイピング能力が必要なことです。

 

プログラミング

 

どのような処理をするのかコンピュータへの命令を記述するための言語がプログラミング言語で、文法、記述規則がそれぞれ決められています。C言語、JavaScriptやPythonなどいろいろな言語があり、記述の仕方もそれぞれ決まっています。1つの言語で仕事ができるレベルのプログラミングができるようになると、ほかの言語でも記述の違いに気を付ければ同じようにプログラミングできるようになります。それぞれのプログラミング言語は、開発された目的や発展の経緯などから、対応するOSや得意な処理に特徴があります。プログラムを作成する際には目的に合った言語を選ぶことも求められます。

 

プログラミング言語で書かれたプログラムのコードを読むとどのような処理が行われるのかを読み取ることが可能です。

処理を細かく分解していくと、ある入力に対して、計算をして結果を出力する。ということがプログラムの処理の一単位で、いくつかまとめられていることが分かるようになります。

 

業務では要求された処理をする方法を考えることもプログラミングをするプログラマーに要求されます。

例えば、

 要求:100までの素数を出力するプログラムを作ってください。

とあった時に、どのように計算したらよいか計算方法(アルゴリズム)を考えるのが正道ですが、「100までの素数を出力」という点に着目するとあらかじめ計算して置いた答えを出力することでも要求を満たせます。依頼者に計算して出力すべきかどうか、今後100以上の結果も必要になるのかといったことを質問するコミュニケーション能力が必要です。

 

業務ではプログラミングの要求は口頭ではなく文書として仕様書の形で渡されることが多く、それを読み解く力(読解力)が必要になります。実社会で用いられるプログラムの多くは単に計算して終わりではなく目的を達成するため、結果を表示する、ファイルに出力する、データを送信するといった一連のシステム処理を伴います。そうなるとプログラミングの素養としてシステムの仕組み(アーキテクチャ)の理解が必要になります。

 

読み違いをしたままプログラミングをして、間違いで作り直しということや間違いに気付かれずにバグとして作り込まれたままになったりすることで様々な問題を引き起こしています。システムトラブル(システム障害)の原因になったり、脆弱性として攻撃されてシステムが乗っ取られることも起きています。


プログラミングではコードを書いたら終わりではなく、プログラミングしたコード(ソースコード)の管理、要求通りのプログラミングができているか確かめるテストの能力も大切です。

 

以上、仕事術 プログラミングの素養を身に着けるでした。