FAT16、FAT32、NTFS、exFATのどれがいいか。 | 特選街情報 NX-Station Blog

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「ファイルが大きすぎます 対象のファイルシステムに入りません。」というメッセージを目にしたことはないでしょうか?動画ファイルやOSのディスクイメージファイルなどを扱っていると困るときがあります。

 

ファイルが大きすぎます 対象のファイルシステムに入りません。

 

この記事はハードディスク、SSDやUSBメモリのフォーマット形式としてFAT16、FAT32、NTFS、exFATのどれがいいかについてのメモです。

 

結論としては、目安として32GB以上の大容量USBメモリをWindows 8/8.1/10/11以降で使用するならNTFSです。大容量のファイルを取扱できます。NTFSにはFAT32のような1ファイルの最大容量が4GBという制限もありません。ただし、NTFSはMacOSで読取りのみ可能という制約があるほか、DOS/Windows95/Windows98/98SE/WindowsMeで使用できません。メーカー、機種にもよりますが、カーナビやカーステレオ、メディアプレーヤー、テレビレコーダー、組み込み製品などでは使えないことがあり読み書きの互換性には注意が必要です。

 

最大ファイルサイズに着目するとFAT32を拡張したexFATがよさそうなのですがWindows95/Windows98/98SE/WindowsMe/Windows2000で使用できません。Windows XPはexFAT対応モジュールの適用が必要です。組み込み製品の対応もかなり少ないです。

 

Windows10ではOS標準のExplorerのフォーマット機能でNTFSフォーマットしたメディアをFAT/FAT32フォーマットすることができないという制約があります。ファイルシステムの選択肢に表示されなくなります。FAT/FAT32のメディアをFAT/FAT32にフォーマットすることはできるので、NTFSからFAT/FAT32フォーマットできると思いこみやすいので注意してください。

 

 

フォーマット FATフォーマット NTFS

 

どうしてもNTFSからFAT/FAT32のフォーマットに戻したい、そういう場合にはHDDやUSBメモリを製造販売しているサードパーティのフォーマットツールを利用しなければならなくなります。

 

IO DATAハードディスクフォーマッタ

IO DATAのハードディスク製品用のフォーマッタとして配布されているツールは大変便利です。名前にあるハードディスクのみならずUSBメモリなどもフォーマット可能で、各種フォーマットに対応しています。

 

管理上のことを考えると物を増やしたくないのでUSBメモリ1本でいろいろなOSに対応したいと思いますが、大容量ファイル対応のフォーマットと旧来のOSとのやり取り可能なフォーマットの両立は難しいことがわかりました。フォーマットすると中身が消えてしまうので、別の領域に移動させてフォーマットする作業が必要になり、手間と時間がかかります。

 

OSの取り扱いできるファイルサイズ制限の関係で旧来のOSには2GBや4GB以上のファイルを保存できません。低用量のUSBメモリはFAT/FAT32で運用、中程度のUSBメモリはFAT32/exFATで運用、大容量のUSBメモリはNTFSで運用、とそれぞれ適材適所に使い分けします。

 

 

 

 

 

 

「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」でFAT32形式にフォーマットしたいのですが? [アイ・オー・データ]

 

 

ファイルシステム(FAT32、FAT16、NTFS、exFAT、HFS、HFS+、APFS)の違いについて [バッファロー]

 

 

ファイルシステム(FAT16、FAT32、NTFS、exFAT)について [エレコム]

 

 

 

 

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