あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年は停滞していた物事が一気に動き出すのではないかと思います。その動きには新たな波乱を生み、激動の年と後世から言われるようになるかもしれません。具体的な目標は立てずに素早く動けるように固定観念を取り払って将来を考えて行動していきます。
2022年1月1日の写真
ＩＴ業界関連では社歴が長い企業の基幹システムの更新時期が2025年頃に来ることから、ERPのような企業の基幹システムパッケージのサポートが終了の時期を迎えるITシステム「2025年の崖」問題が危惧されています。一般的に後継となる移行先システムはクラウドサービスとなるため、別の難しさがあるほか、基幹システムのサポート切れよりも厳しいベンダーロックインの恐れがあります。
海外ではITシステムの内製化が当たり前で、日本でも内製化に取り組むところが出てきました。その手始めとして仕事のDXがあります。本当のDXを実装して仕事の仕方を変えた組織と見せかけのDXで仕事をやったふりをした組織との差が大きくなり、二極化が進むと思います。特に補助金や減税目当ての遣った振りの仕事はダメです。
デジタル化によって定型業務に携わる労働者の賃金の下方圧力が高まっています。仕事の自動化に課税、あるいは自動化したプロセスで収益を上げる企業の国有化をしていかないと、労働の価値がさらに低下し、収益資産を持たない人々との差が社会を維持できないほどになるかもしれません。今までのように株価維持のために日銀の株式投資のような広く買い付けるよりも、国力のことを考えたらIT企業を国有化してデジタル後進国から脱却するというのもありかもしれません。